クリスマスイブ

ケーキ食べたかったな。

もう家族でクリスマスも祝ったし、わたくしは孤独にイブを過ごす予定だった。というより、確定…。
別にもう楽しんだから、関係ないやと思っていたが、地元駅には出張ケーキ屋が4軒も出ていた。（折り畳み式テーブルの上にケーキを並べて、サンタが声を張り上げて販売するケーキ屋）
見ていたら非常に食べたくなったが、ホールで買うほどの経済的余裕はなかったので、諦めて本屋に行くが、目当てのものは見当たらず。じゃあ、ケーキで憂さ晴らしだと思って、駅ビルの地下に行くが、どこも品薄か品切れだった。時間が遅いから、仕方ないと思って、もう少し営業時間の長いちょっと味が落ちる店に行ったが、行列。
空腹で並んで買うほどの元気もなかったので、諦めて帰宅。

帰ったら、テーブルの上に私が出したクリスマスカードが！え？ええ？！とそこまで驚きはしなかったが、多少ショックを受けて見てみると、「料金不足」の貼り紙が。だって、定型じゃん？と思ったら、切手が剥がれてしまっていた。
喪中の友人なので、年賀状が出せないからと思って、珍しくもクリスマスカードを送ったのだが、クリスマス当日に投函するハメになった…。出さないという選択肢もあったが、まあせっかく可愛いカードを見つけたことだし……。

些細なことだが色々重なって暗く夕飯を食べた。ケーキは明日買えばいいじゃないと慰められたが、明日は忘年会だもん、終わる頃にはコンビニしか開いてないもん、いまさらコンビニのケーキなんてと文句を言いながらやけ食いをした。いつもの2倍は食べた。食べたのは蕎麦と納豆だ。哀しいイブだと思う。

そのあとは通信教育のテキストを開いた。虚しいが、ため込んだのは自業自得…。
このまま、やらずに年明けを迎えた場合の上司Kとの会話を想像してみた。
上司Kはきっと嫌味だか、激励だか判断のつかないことを言うに違いない。でも、それは多分嫌味だ…。「終わらなかったの？予定は12月中じゃなかった？」「すみません…12月は何かと忙しく…」「（それには答えず）試験、いつだっけ？」「…2月です」「じゃ、まだ余裕あるね」
やだやだ。

なんとかその日の分の勉強を終わらせた。すごく眠かったが、鏡を見ると前髪が目に付いた。今日は1日中、前髪がちくちくしたせいで瞼がひりひり痛かった。前髪が長すぎるというより、肌の調子が悪すぎるだけなんだけど、手っ取り早く前髪を切る事にした。
注意一秒前髪一月。切りすぎました。普通の長さに戻るまで一月で済むかどうか。ついてねー。

寝ようとしたら、腹痛が…。なんかわき腹がさす様に痛い。えーーっと、食べ過ぎ？？
という、哀しいクリスマスイブでした。