霜島 ケイ 小学館 2005/02/26

ようやく読了。
以下、ネタバレあり。

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終わってしまった……。
これだけ長く続いたシリーズで、中だるみしたり、変な方向に走ったりせず、面白いままだったというのが、まずすごい。
さすがに今から全部集めるのはきついけど、また最初から読み直したくなってしまった。
色んな人達の、あれだけ根深くあった葛藤や悩みも、一つ一つ丁寧に決着がついていって、端折ったり急いだりした感もなく、きれいにまとまってるなーと、そんなところにも感心した。
だが、なんと言っても面白かった。飽きなかった。
これが一番すごい。

前の巻を読んでから時間が空いたせいか、庄間が結構あっさり倒されたな、と思った。
で、この巻にワタクシが惹句をつけるとしたら、
「弓ちゃん、1000年目のプロポーズ!」
で決まりだなと(笑)
添い遂げちゃった感じで、よかったなーと。
で、鬼達を止めるのに、佐穂子が拳で殴って、三吾は抱きしめるって手段(?)なのが、逆じゃなくてよかった(笑)
今回は達彦とも仲の良かった三吾。やっぱり彼の本命はお兄ちゃんかな。御影兄弟は擦れ違い期間が長かったし、きっとこの先はべったりなのではないかと(腐見解)
達彦は、最終巻ではさらに吹っ切れた感じで、頼もしかった。
佐穂子は、うーん、聖とうまくいかなくて残念だったけど、やっぱりこのままで行くと千冬と?
なんにしても、最後まで強くて格好良かった。
でも、私は成樹のファン……。なんだかとっても少数派?
というか、彼が最終巻まで姿を消さなかったのは、実はものすごくラッキーだったのではないかと思ったり。途中で出てこなくなっても、何の不都合もなかっただろうし……。

そんなわけで(?)、ほとんどのキャラが無事にラストを迎えられて、ほっとしている。
時代を超えての続きにも期待するし、短編でもいいから、番外編を書いてくれないかなー、と期待してしまう。

----------追記--------------------

弓ちゃんのプロポーズ(笑)で、まず、にやけてしまいました。
それと、弓ちゃんご担当を任命された三吾のとった行動ですね。
抱きしめた上に、耳元で喋ってますよ。どうしましょう(笑)

弓生は考えてみると、毎日(千年間?)聖に味噌汁を作ってもらってるんでしょうし、プロポーズの言葉には悩んだのではないでしょうか。
長すぎた春ですから……。
気の長い相棒でよかったね、弓ちゃん。

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