もうちょっと

昨夜は忘年会から帰ってきて、夜のドライブに行きたいなあと思ったのだが、ビールをジョッキに半分飲んだことを思い出して、危ないところで思いとどまる。…さすがにその程度じゃ酔わなかったから、飲んだことを忘れてた。
今朝はバッテリーへの義務感から、仕方なくドライブ。
帰ってきてから、姉に頼まれていた年賀状の印刷を4時間ほど。この間、PCを使えない（卓上のプリンタ台が激しく揺れるので、落ち着かない）ので、溜まっていたビデオを消化。

多分、1年ぐらい前に録画した、『スラムダンク』のファイナルイベントの準備風景を撮った番組を見た。
（1年も見ないで放っておいたなんて、我ながら驚いた）
えーっと、コミックスが1億冊突破した記念に、神奈川県の廃校の黒板に作者本人がチョークで漫画を描き、3日間だけ一般公開した企画で、漫画の内容はコミックス終了時点から10日後の彼ら。
連載終了後、8年も経っていたのに、3ヶ月限定で開いたサイトには8万人もがメッセージを書き込んだそうで。
その漫画自体は通販で買えるので、すでに読んでいたのだが、チョークのみで描いたとは思えないクオリティなので、メイキングも楽しみだった（それでも放っておいたと…)が、これが想像以上に凄い。
黒板1枚を仕上げるのに平均50分。ほとんどの話をその場で考えながら、黒板23枚を2日間で仕上げたというのだから、すごい集中力…。
しかも、ほとんど消さない。もちろん下書きもない。黒板に下書きって無理だろうけど、いきなりペン入れみたいなものだろうから、すごいことなのでは。よく分からないけど。
まあ、そういったことも凄いと思ったが、本当に凄いと思ったのは、作者やスタッフの来場者へ対する細かい気配りと、来ていたファンの満足そうな様子。
…私は公開が終わった後にネット上の記事でそういうイベントがあったことを知ったのだが、黒板の前にはもちろんロープでも張って近寄れないようになってたんだろうと、なんとなく想像していた。でも、実際は「触らないでください」の張り紙さえなく、誰でも自由に近寄れる状態だったのに、手で触って消してしまうような来場者はいなかったそうで。
そういうエピソードを聞いたり、ファンのこの作品に対する思い入れを見たりしているうちに感動してしまい、ぼろぼろ泣きながら見てしまった。

最近、しんどい気分が続いていたのだが、もうちょっと頑張ってみようかなと思うことができた。
まあ、泣いたらすっきりして眠ってしまい、今こうして日記を書いて遊んでいたりするのだが、かなり気分が軽くなったのは確か。ビデオ録画しておいてよかったなあ。