や〜っと観てきました。
一言、二言だけ感想を書こうかと。
ですが、今回は本当にネタバレがありますので、映画を観てない人は絶対に読まないでください。

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なにかこう、思っていたより淡々とした映画でした。こういうじっくり見せる映画を観るのは久しぶりで、ものすごく見終わった後に充実感がありました。
前半あたりは、にやにやしながら観てたんですが(本当に我ながら気持ち悪かった…)、イニスに苛々したり、切なくなったり…。
一緒に観た友人が「あまり説明しない映画」という意味のことを言っていました。確かに解釈に困るような場面、台詞がいくつかありましたし、考えてみてもちょっと分からないところがありました。青いパーカーのこととか、電話したときに挿入されたシーンとか。
普段、登場人物の気持ちを説明しすぎる恋愛小説ばかり読んでいるので、かえってこういうのも、ああ、いいなあと思いました。
余韻…とおっしゃってた意味も分かりました。
最後の台詞(字幕)でカタルシスが得られるというのは分かる気がします。ずーっと抑えて抑えて持ってきたところに、分かりやすい台詞。多分、何も知らずに観ていたら、私もあの字幕で感動したと思います。
ただ、別に分かりやすい台詞がなくても、十分伝わってくる場面ですし、字幕で変えちゃう必要はないというか、むしろ…。
この作品なら行間で読ませたほうがいいだろうなあと。

さて、全然関係ないですが、二人の四年後の再会のときのキスを奥さんに見られてしまった場面。笑いが起きたんですが、主に笑っていたのは年配の男性でした。
むか〜し、『御法度』を観たときも、ああした場面で笑ったのはおじいさんで。
やっぱり男性が観ると、ちょっと居心地が悪くなるような場面で、だからとりあえず笑うのかな〜とか思いました。

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