たまには発売1週間以内の新刊の感想を書いてみたいなあと余計なことを思いついてしまった。漫画ではたまにやるけど(のだめとハガレンだけかな)小説では滅多に書かないので。
というのも、小説は新刊で買うことが少ないから。
発売をチェックしないので気付いたときには品切れか品薄で手に入らないことが多いし、店頭にないと古本屋で見かけたら買おうとか思っちゃうし(そして忘れる)、運よく手に入っても積読にしちゃうことが多い。
というわけで、発売二日後のBL文庫を求めて、お盆と大晦日の2、3日前だけは微妙に人手不足だったりしそうな地元の某書店に行った。
キャラ文庫ならともかく、他の文庫なら発売2日後に入荷してないとか、品切れってことはありえないので、絶対に手に入るだろうと踏んでいたのだが、新刊平積み台に置いてなかった…。隅から隅までじっくりチェックしても置いてない。
でも、私は目的の新刊を探せないという特技の持ち主なので、とりあえず新刊以外の棚のところに行って、文庫の背表紙と新刊用の帯のデザインを復習し(プラチナ文庫は表紙がキラキラ加工だから覚えやすくていいなあと思っているが、他の文庫は覚えられない)、同じ著者の未読の既刊を発見して「これでもいいか」と挫折しそうになったが、それでは新刊の感想にならないので心を入れ替え新刊の棚に戻るとやっぱり見つけられなかっただけでちゃんと置いてあった。
棚を全部見たはずなのに、なぜ見落とせるのか、自分の能力に惚れ直した。多分、無意識に浪費を抑えようとして、目に入らなかったんじゃないかと。
たった1冊新刊を買うだけで、ここまで要らぬ苦労をしたので、今回は積読にせずに翌朝から読み始めたら、これが当たりだった。うう、苦労が報われた。でも読み終わってないから、まだ感想書けないな。

というわけで、別の本の感想でも。
「そんな男はいかん!」と娘の結婚に反対して駆け落ちされてしまい、数年後に涙の再会、みたいな頑固オヤジ気分を味わえる1冊だった。
※個人差があるので、なかにはすんなり娘の結婚を認めてしまう娘に甘いパパ気分になってしまう体質の方もいらっしゃるかと。あらかじめご了承ください。

以下、ネタバレ。

英田 サキ著『夜が蘇る』(プラチナ文庫)
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ヤクザものか…。ヤクザものは苦手だ。ヤクザ=暴力っていう図式が頭にあるせいか、どうにも。
というわけで、久我との付き合いを止めるときの秋津の友人の言葉に、「そうだよね!」と大賛成してしまった。
秋津が気に入ってしまったので、そんなあなたみたいなトラウマのある人が、わざわざヤクザと…と止めたくなったわけだが、まあ最後に孫の顔を見せてもらって(嘘です)頑固オヤジも二人の仲を認めてしまった。
『エス』にキャラや設定がそっくりだなと思ったので、当然比べてしまうことになるかと思ったら、とくに類似点は気にならず、まったく別の作品として楽しめた。すごいなあと感心した。
死んだ恋人より、久我のほうがいい男っぽいなあと。でも、今回気に入ったのは運転手の若い子だ…。

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