止まらない

土曜日はそれはもう暗い気分で過ごした。
まあどうでもいい直接的原因はあったのだが、普段ならそれが何？って自分でも思うような些細なことなので、4月になった鬱々をまだ引きずってるのかな。本屋に行きたかったけど、引きこもり決定。
で、気分転換にずっと積読にしておいた恩田陸『エンド・ゲーム』を読み始め、それが最悪な選択だったと気付いたのはもちろん読み終わった後で。いや、途中までものすごく面白いのだが、またしても（もう何度目だろう）終わり方がすっきりしないというか、好みじゃないというか。まるで夢オチを読まされたような気分になった。
余計にモヤモヤしてしまい不貞寝して、あまりの暑さに耐えかねてエアコンをドライの設定でつけたら、気分がすっきり。
つまり、湿気が原因で頭の中までジメジメしてたんだろうか…。
というわけで夜からは普通に活動できた。

日曜日は朝から本屋に行った。『夜明けには〜』を買いに行ったのだが、駐車場のある品揃えの悪い本屋を選んだので期待はしていなかった。以前に比べてBLコーナーは充実してきていて文庫のレーベルも一通り揃っているようだったので、棚の前でちょっと期待したが、ルチル文庫だけ（？）はきっちりなかった。
どこまでいっても相性の悪い本屋だ。まあ他のレーベルにしても、新刊が置いてなかったので、やはり私にとっては使えない本屋ということらしい。
どうしても欲しければバスで遠くの（駐車場のない）本屋に行くという手もあったが、1日ぐらい待てるので諦めた。
でも、欲しい本が手に入らないというのはとっても寂しいことなので、気を紛らわせるために徒歩圏内の古本屋へ。
とくに欲しい本などなくても、品揃えをチェックするだけで楽しい古本屋…。そこで前から欲しかった漫画が全巻揃っているのを発見してしまい、しかもなかなか美しい状態を保っていたので、どうせそのうち買うことになるし、それなら美麗本を買おうということで、まとめて購入。
1巻だけは読んだことがあって、そのときはそれほど面白いとは思っていなかったのに、読み出すと止まらない。
小説なら止まらなくなることはないが、漫画は1冊に15〜30分程度の時間しかかからないので、ついもう1冊もう1冊と読んでしまう…。結局読み終わらなかったけど、こんなに夢中になって読めるんだから、やっぱり買ってよかった。