羊のうた (第1巻)
2006年11月5日 アニメ・マンガ
冬目 景 幻冬舎コミックス ¥567
この作者についてはまったく(名前さえ)知らなかった。で、書店で『幻影博覧会』を表紙買いした。薄味の漫画は読みたくなかったし、この絵ならきっと(趣味に合う合わないは別として)濃いものが読めるだろうと期待していた。
結果はあまり面白くなかったのだが(すみません…)、きっと面白いものを描く人だろうと思ってネットで書評を見たら、この作品がよさそうだったので買ってみた。
以下、確実にネタバレ感想。
本当にネタバレしてます。
未読の方はここで退避してください。
まだ引き返せますよ。
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というわけで、某オンライン書店でレビューを見たら、思い切りネタバレしていて(「彼女の死は〜」と冒頭に書かれていた)、ちょっと買うのやめようかなと思ったりもしたのだが、珍しく買ってみた。
話としては、作者があとがきに書いていたように、やっぱり暗い。だけど、上記のネタバレしてるレビューのおかげで予備知識があったので、メインキャラの死というショックを受けそうなラストも後味の悪さがなかった。確かに救いはないのだが、受け入れられないような展開ではなく、おさまるべきところに(残念ながら)おさまったという感じがする。
「吸血鬼の一族の悲劇」ではなく、一人の少女の生き様を描いた話として面白かった。
展開は物静かでおとなしいものだったかな。
こういう設定なら「世間に秘密がばれて追われる」とか、「主人公が人を襲ってしまい、取り返しのつかない事態になる」とか、外部要因で追い詰められていくことが多いと思うのだが、周囲は病気のことを知っていても、知らなくても、とにかく姉弟に悪意や害意を向けることがなく、二人はあくまで自分の気持ち、病気との戦いをしている。そこらへんが私には読みやすかったし、読後感のよさに繋がったのではないかと。
悲劇ではあるけれど…そんな作品かなあ。
この作者についてはまったく(名前さえ)知らなかった。で、書店で『幻影博覧会』を表紙買いした。薄味の漫画は読みたくなかったし、この絵ならきっと(趣味に合う合わないは別として)濃いものが読めるだろうと期待していた。
結果はあまり面白くなかったのだが(すみません…)、きっと面白いものを描く人だろうと思ってネットで書評を見たら、この作品がよさそうだったので買ってみた。
以下、確実にネタバレ感想。
本当にネタバレしてます。
未読の方はここで退避してください。
まだ引き返せますよ。
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というわけで、某オンライン書店でレビューを見たら、思い切りネタバレしていて(「彼女の死は〜」と冒頭に書かれていた)、ちょっと買うのやめようかなと思ったりもしたのだが、珍しく買ってみた。
話としては、作者があとがきに書いていたように、やっぱり暗い。だけど、上記のネタバレしてるレビューのおかげで予備知識があったので、メインキャラの死というショックを受けそうなラストも後味の悪さがなかった。確かに救いはないのだが、受け入れられないような展開ではなく、おさまるべきところに(残念ながら)おさまったという感じがする。
「吸血鬼の一族の悲劇」ではなく、一人の少女の生き様を描いた話として面白かった。
展開は物静かでおとなしいものだったかな。
こういう設定なら「世間に秘密がばれて追われる」とか、「主人公が人を襲ってしまい、取り返しのつかない事態になる」とか、外部要因で追い詰められていくことが多いと思うのだが、周囲は病気のことを知っていても、知らなくても、とにかく姉弟に悪意や害意を向けることがなく、二人はあくまで自分の気持ち、病気との戦いをしている。そこらへんが私には読みやすかったし、読後感のよさに繋がったのではないかと。
悲劇ではあるけれど…そんな作品かなあ。
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