リベット

2006年12月7日 木原音瀬
テーマが重いから…、木原作品でテーマが重いってどんなものだろう……。
って理由で発売以来ずーっと気になっていたのだが怖くて読めなくて、今頃になってようやく手にとってみた。
人様に勧めるのにはやっぱりちょっと重たいテーマだと思うけど、もっと早く素直に読んでおけばよかったなあと後悔した。

ネタバレ感想。

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やられた…。
初芝先生かっこいい…。
こんなに私は先生が好きなのに、先生は車の運転が下手くそな女はお好きじゃないでしょうね。
…うわ言はともかく。
えぐるような痛い展開の中で、初芝の強さと弱さが胸に迫ったし、乾の優しさが染みた。辛いだけじゃないって思える救いと後味のよさがあったと思う。
うーん、真面目に感想を書こうと思ったんだが、どうも言葉にしづらい。とにかく面白かった。
初芝という好みのキャラとストーリーの面白さが揃っているので、とくにBL的展開も期待せずに楽しく読んだ。別に初芝が彼女と結婚して幸せな家庭を作るというラストでもまったくもって構わなかったし、なんか乾は初芝にずっと片思いしてればいいじゃんとか思ったりもした。乾は乾でかなり好きなキャラなのだが、そういう意味では応援していなかったというか…。まあ初芝が幸せになれば、乾も本望なんじゃないかなあ(笑)
ただ単に、受が好みだと時々攻が邪魔になるってだけですが…。

そういえば、今回はガツンとやられずにすんだな。途中何回かひやっとさせられる場面はあったが…。

カバー下のオマケがまた嬉しかった。

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