蒲生邸事件

2007年6月10日 読書
宮部 みゆき 文藝春秋 2000/10

文庫の分厚さと時代物への苦手意識から読むのを躊躇していた作品だけど、読みだしたら読みやすくてあっという間に読めた。
面白いし、登場人物が魅力的で、いつの間にか彼らの将来はどうなるのかと気になっている。ひとりひとりの台詞は多くないし、細かく気持ちが綴ってあるわけでもないんだけど、別にこの後どういう人生を送っててもいいやっていう気にはならないし、幸せになってくれているといいなあと思わされる。他にも褒めたい部分はいっぱいあるが、そういう部分が読んでて気持ちがいいと思う一番の要素なんじゃないかと。

(小説39)

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