三部作

2007年7月18日 木原音瀬
3冊目はまだ画像が出ないし、帯がないとちょっと…なので1冊目で代用。

昨夜急いで帰宅したら、植物シリーズの3冊目が届いていた♪
(シリーズ名を知らなくて、ずっと三部作と呼んでた…)
は〜、嬉しい……。書下ろしが読めるのも嬉しいけど、読み終わって落ち着けることのほうが嬉しいかも。
これでやっと鬼畜攻の帝王のことを考えなくてすむ!
もう早く愛が冷めてほしくて、しょうがなかったし。
とにかく疲れた……。
というわけで、眼精疲労で気持ち悪かったがいそいそと読んだ。
読み終わってもあんまり愛は冷めなかった気がするけど、満足できたのでちょっと落ち着けた…はずだと思う。

以下、書き下ろしのネタバレ感想。

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まさか自分が鬼畜攻を楽しめる日が来るとは…。
はっきりいってショックだった。
木原作品でガツンとやられるのはよくあることだが、別の意味でガツンとやられてしまった記念すべきシリーズ……。
私の中では「愛を知らない男の悲恋」、「究極の不器用攻」という位置づけなのだが、やっぱり鬼畜だと思うし……。
もしかすると「愛のない鬼畜」だったことが逆に私には理解しやすかったのかもしれないとか、無理に理由をこじつけられないこともないが、まあ単に好みだっただけだろう。

書下ろしの感想。
うーん、この長さでこの満足感はすごい。見事です。
写真を隠すように持っていた松本のことを思えば切ない気持ちにさせられるし、いくら谷脇が彼のことを思い続けてももう松本に届くことはないんだけど。伝わらなくても、やっぱり思っていてくれてよかったと思うし、ずっと忘れないでいてほしい。
そして佑哉が谷脇の切なさをしっかり感じ取って、心の中で確かに愛情を感じているところに感動した。松本が渡した優しさが、佑哉の中で時間をかけてゆっくりゆっくり育っていったという感じがして、なんだか暖かい気持ちになれた。
明るい未来を感じさせるラストもよかった。
若宮と岡田も相変わらず仲がよさそうで、それもよかったなあと。

この書下ろしがなくても十分感動的なシリーズだったが、この書下ろしがあることでさらに作品全体に深みが増したように思う。

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