SASRA 2
2007年8月1日 BL作家ま・や・ら・わ行
Unit Vanilla リブレ出版 2007/07
2巻、好みだ!
1巻も面白く読んだが、2巻はキャラが好みで楽しめた。
男前受って素晴らしい!
2巻の画像がどうしても出せないので、1巻で代用。
うーん?
ネタバレ感想
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第3回 古代ローマ編
時代物らしい雰囲気で、最初から読み応えあり。考証がきちっとしているかどうかは分からないけど、明らかに変なところがなければいいし。
指揮官から敗戦で捕虜になり剣闘士に…。これだけで結構、小説として面白いが、この攻がストイックで渋いので、BLとしても面白い。受のほうは女顔なので最初はがっかりしたが、中身が男らしくてカッコいい。
受は攻の親友を戦場で殺してしまっているのだが、そうとは知らずに出会った二人は試合をし、相棒として闘技場でともに戦い…友情が芽生えるという展開でも満足できそうなぐらいだが、やっぱり惹かれあってしまい、親友の敵だと知っても復讐はできず…。テンポよく盛り上がってきたところで、闘技場での受の処刑が決まり、その相手として攻が指名される。死力を尽くして戦う二人。
BL要素を除いても面白く読める展開が続くが、追い詰められていく中で愛し合うところが悲恋ものとして切ない。
ラストは二人の穏やかな会話が感動的。
第4回 中世ヨーロッパ編
かなり好みだった古代ローマの後なので、こちらはそんなに楽しめないかと思ったのだが、そうでもなかった。話としてはどうってことのない(?)盗賊たちとの心暖まる捕虜ライフが続いていくのだが、別にいいや、キャラが好みだから。
攻は強いらしいが、とくに大きな見せ場はない…。でも小さな積み重ねで伝わってくる人柄が魅力的なので、これも問題はないと思う。
そういうふうに表面は穏やかに進んでいく中で裏切りがあったり葛藤があったりして、実は結構深い内容になっている。水面下で大きく話が動いていき、クライマックスできれいにおさまる。
え、どっちか死ななくていいの?とか思ってしまったが、二人の未来は明るくないと分かっているだけで切ない。もし二人のその後の人生まで話が進んでいっても、やっぱりクライマックスはここだろうと思えたので、このラストには満足だ。
(小説62)
2巻、好みだ!
1巻も面白く読んだが、2巻はキャラが好みで楽しめた。
男前受って素晴らしい!
2巻の画像がどうしても出せないので、1巻で代用。
うーん?
ネタバレ感想
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第3回 古代ローマ編
時代物らしい雰囲気で、最初から読み応えあり。考証がきちっとしているかどうかは分からないけど、明らかに変なところがなければいいし。
指揮官から敗戦で捕虜になり剣闘士に…。これだけで結構、小説として面白いが、この攻がストイックで渋いので、BLとしても面白い。受のほうは女顔なので最初はがっかりしたが、中身が男らしくてカッコいい。
受は攻の親友を戦場で殺してしまっているのだが、そうとは知らずに出会った二人は試合をし、相棒として闘技場でともに戦い…友情が芽生えるという展開でも満足できそうなぐらいだが、やっぱり惹かれあってしまい、親友の敵だと知っても復讐はできず…。テンポよく盛り上がってきたところで、闘技場での受の処刑が決まり、その相手として攻が指名される。死力を尽くして戦う二人。
BL要素を除いても面白く読める展開が続くが、追い詰められていく中で愛し合うところが悲恋ものとして切ない。
ラストは二人の穏やかな会話が感動的。
第4回 中世ヨーロッパ編
かなり好みだった古代ローマの後なので、こちらはそんなに楽しめないかと思ったのだが、そうでもなかった。話としてはどうってことのない(?)盗賊たちとの心暖まる捕虜ライフが続いていくのだが、別にいいや、キャラが好みだから。
攻は強いらしいが、とくに大きな見せ場はない…。でも小さな積み重ねで伝わってくる人柄が魅力的なので、これも問題はないと思う。
そういうふうに表面は穏やかに進んでいく中で裏切りがあったり葛藤があったりして、実は結構深い内容になっている。水面下で大きく話が動いていき、クライマックスできれいにおさまる。
え、どっちか死ななくていいの?とか思ってしまったが、二人の未来は明るくないと分かっているだけで切ない。もし二人のその後の人生まで話が進んでいっても、やっぱりクライマックスはここだろうと思えたので、このラストには満足だ。
(小説62)
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