『B.L.T』 木原音瀬
最初に読んだとき痛かったから、どうしようかなーと迷いつつ読み直した。
再読だからたいした感想も書かないけど、やっぱりネタバレで。
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再読だと多少流して読んでしまうこともあるが、この作品の場合は2度目の今回のほうがじっくり読めた。1回目のときストーリーを追うのに夢中だったり、衝撃の展開に読んでるこっちも余裕がなかったりして楽しめなかった部分も楽しめたと思う。
1回目に読んだときは、痴漢とそれをネタに脅す中学生というカップルはどっちもどっちで、馴染むまで「うえー」って感じだったのだが、2回目なので抵抗もなく。抵抗はないのに、それぞれの気持ち、事情を改めて読んでいくと、切なさのほうは新鮮に感じるぐらい強いもので。
登場するキャラはみんな弱いところや狡いところもあって、頑張っているところや優しいところもあって、だからこそ魅力的に感じる。何より二人の恋を応援したくなる。いい話だなーと感動も新たになった。
千博さんは相変わらず怖かったが…、その分だけ大宮のラストの激白が圧巻だった。強烈な部分ばかり印象に残っていたが、恋愛の部分でも激しく切ない。
甘い台詞なんかとくにない、むしろ淡々としているぐらいのドライブのシーンが印象的で、恋愛の楽しさをすごくよく感じるのが不思議。
私の趣味からいえば、萌えなんて言葉とは無縁の作品だが、恋愛ものとして感動した。いい話だー。
(小説67)
最初に読んだとき痛かったから、どうしようかなーと迷いつつ読み直した。
再読だからたいした感想も書かないけど、やっぱりネタバレで。
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再読だと多少流して読んでしまうこともあるが、この作品の場合は2度目の今回のほうがじっくり読めた。1回目のときストーリーを追うのに夢中だったり、衝撃の展開に読んでるこっちも余裕がなかったりして楽しめなかった部分も楽しめたと思う。
1回目に読んだときは、痴漢とそれをネタに脅す中学生というカップルはどっちもどっちで、馴染むまで「うえー」って感じだったのだが、2回目なので抵抗もなく。抵抗はないのに、それぞれの気持ち、事情を改めて読んでいくと、切なさのほうは新鮮に感じるぐらい強いもので。
登場するキャラはみんな弱いところや狡いところもあって、頑張っているところや優しいところもあって、だからこそ魅力的に感じる。何より二人の恋を応援したくなる。いい話だなーと感動も新たになった。
千博さんは相変わらず怖かったが…、その分だけ大宮のラストの激白が圧巻だった。強烈な部分ばかり印象に残っていたが、恋愛の部分でも激しく切ない。
甘い台詞なんかとくにない、むしろ淡々としているぐらいのドライブのシーンが印象的で、恋愛の楽しさをすごくよく感じるのが不思議。
私の趣味からいえば、萌えなんて言葉とは無縁の作品だが、恋愛ものとして感動した。いい話だー。
(小説67)
コメント
アクセス元表示をフラついていたら、そう書いている方がいて。言われてみれば「・・・ああ〜」と思わないことも無いのですが、なんというか、木原さんだから!と、もっと深刻な意味がこもっているのではないかと深読みしていたもので。
私はそのまんま作品内に出てくるBLTサンド(ベーコン、レタス、トマトのサンドイッチ)のことを指していると思っていました。正解は分かりませんが…。
でも、木原さんのタイトルのつけ方は結構、適当なものが多いと密かに思っています(笑)
「担当さんが出してきた候補の中から選んだ」とか、「仮につけたタイトルに馴染んでしまったので、そのままにした」とか、たまにあとがきに書いてありますし。
むしろタイトルは読者を油断させるための罠ではないかと。このタイトルで、そうきますか!?みたいな(笑)
あ、ファンの方に怒られそうです…。すみません、すみません。
>木原さんだから!と、もっと深刻な意味がこもっているのではないかと深読みしていたもので。
「木原さんだから!」の一言に、ものすご〜く説得力がありますね…。
どうも警戒しすぎていたみたいです、やはり素直にベーコン、レタス、トマトで大丈夫ですよね(笑)
正解はクロネコに持っていかせました〜。猫の足なので、ちょっと日数がかかりそうですが…。