ワンダフル・ライフ

『ワンダフル・ライフ』 桜木 知沙子　白泉社 1999/09

ネタバレ感想。

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結構好きな下宿を舞台にした作品。BLでは好きというほど知らないが。ライトで読みやすい。小説より漫画で読んだほうが面白そうなストーリーだった。
なんというか、あんまり恋愛ものを読んでいるという気がしなくて、これなら友情ものでもよかったんじゃないかとか、また身も蓋もない感想を持ったのだが。（「また」は『楽園建造計画』にかかってます）
途中からかなりBL的に意識して読んだ。
で、君たちどっちがどっち？
それが気になって気になって。
いや、身長からいっても攻っぽい彼氏がいたことから考えても、どう考えても浅羽が受だし、男前で好みだったので受だといいなあと思ってはいたのだが。別に攻でもいけそうかなーとか。
浅羽はまあどっちでもいいんだが、森川が性格的にどうにも受っぽくて。別に攻らしくなくていいんだけど、自然に受っぽいと思ってしまったもので、最後の最後まで悩んでしまった…。うーん、本番入ってからも最後にならないと分からなかった。攻なのに何もしない…。こんなに攻を甘やかしていいものなのかどうか。大きなお世話だが。
そのようなことにばかり注目していたが面白く読んだ。

（小説91）