久能 千明 光風社出版 1998/11
これもネタバレかな。
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ちょっと変った雰囲気の話だなー。
BLというよりJUNEかな。言葉の定義分けをよく知らないけど、なんとなく。出来事より内面世界重視で、エッチが入らないあたり、耽美な雰囲気だと思う。重たいんだけどドロドロしたところはなくて、むしろ透明感のようなものもあるが、浮世離れはしていない。
イメージでばかり感想を書いているが、さらっと流して読んだほうが独特の空気を味わえていいかなと。
なんだかいつも以上に独りよがりな(読む人にとってつまらない)感想になっているが、なんせ普通に感情移入できるような恋愛が描かれていないのに、やっぱりしっかり恋愛ものだと感じさせるという、難しい作品で。読みやすいし、気軽に楽しめる作品ではあるんだけど。
ぶっちゃけて書くと、昔の作品には割と多い、ニアみたいな恋愛もの。直接的な描写は抑え、少し回りくどく、行間にはしっかり漂っている、と。この控えめにつけた香水みたいな書き方が、ちょっとだけもどかしく、その分期待感を煽るんだと思う。
イメージ終わり。
受のキャラが新鮮だった。クールでマイペース、その実は不器用、強くもあり弱くもありという、作り物っぽさの少ないキャラだった。かっこいいし、変ってるんだけど、親しみやすさもある。
攻もとにかくマイペース。特別ずれているわけでもないけど、つかみづらい。かっこいいとも、かわいいともちょっと違う気がするけど…なんか説明はしづらいけど個性的な魅力がある。
さあ、いよいよ続編で甘いシーンを!と思ったら、これで終わりですか。うう、物足りないとは言わないけど、続きが読みたかったな。
「アビ//シニ/アン」は正直、あまり好きじゃなかった。
あっさりくっつかれても興醒めだっただろうが、真剣に相手を想っていた主人公が土壇場で引いてしまう話というのは、どうにも。そこまで感情移入していたのに、急にほっぽり出されて置いていかれてしまうので苦手。
不満はないけど、一度冷めてしまうとその後の展開には興味も持てない。まあこういう恋愛もあるのかな、と適当に分かったふりをして突き放してしまう。
(小説101)
これもネタバレかな。
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ちょっと変った雰囲気の話だなー。
BLというよりJUNEかな。言葉の定義分けをよく知らないけど、なんとなく。出来事より内面世界重視で、エッチが入らないあたり、耽美な雰囲気だと思う。重たいんだけどドロドロしたところはなくて、むしろ透明感のようなものもあるが、浮世離れはしていない。
イメージでばかり感想を書いているが、さらっと流して読んだほうが独特の空気を味わえていいかなと。
なんだかいつも以上に独りよがりな(読む人にとってつまらない)感想になっているが、なんせ普通に感情移入できるような恋愛が描かれていないのに、やっぱりしっかり恋愛ものだと感じさせるという、難しい作品で。読みやすいし、気軽に楽しめる作品ではあるんだけど。
ぶっちゃけて書くと、昔の作品には割と多い、ニアみたいな恋愛もの。直接的な描写は抑え、少し回りくどく、行間にはしっかり漂っている、と。この控えめにつけた香水みたいな書き方が、ちょっとだけもどかしく、その分期待感を煽るんだと思う。
イメージ終わり。
受のキャラが新鮮だった。クールでマイペース、その実は不器用、強くもあり弱くもありという、作り物っぽさの少ないキャラだった。かっこいいし、変ってるんだけど、親しみやすさもある。
攻もとにかくマイペース。特別ずれているわけでもないけど、つかみづらい。かっこいいとも、かわいいともちょっと違う気がするけど…なんか説明はしづらいけど個性的な魅力がある。
さあ、いよいよ続編で甘いシーンを!と思ったら、これで終わりですか。うう、物足りないとは言わないけど、続きが読みたかったな。
「アビ//シニ/アン」は正直、あまり好きじゃなかった。
あっさりくっつかれても興醒めだっただろうが、真剣に相手を想っていた主人公が土壇場で引いてしまう話というのは、どうにも。そこまで感情移入していたのに、急にほっぽり出されて置いていかれてしまうので苦手。
不満はないけど、一度冷めてしまうとその後の展開には興味も持てない。まあこういう恋愛もあるのかな、と適当に分かったふりをして突き放してしまう。
(小説101)
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