うえだ 真由 新書館 2007/10

最終巻。
終わりなんだ…。いや全3巻なのは最初から知ってたんだけど。
あと5冊ぐらい読みたかったなあ。
最初は送料無料合わせで買った(なぜそこで続き物を選んだのか謎)作品だけど、これはお買い得だったなあ。

ネタバレ

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准己がカッコよかった……。
この作品が好きな理由ってほとんどがそこなので、他に感想いらないぐらい。
もう、こういうタイプが好きで好きで。哀しいぐらい分かりやすい趣味だけど…。
あと、好みとは別に、こういう合理的なタイプのほうが感情移入しやすいっていうのもある。
2巻で天然化が進んでしまい、苦手になっていた啓も今回はカッコよかったし、可愛かった。
2巻までは、弁護士が職業である以上、事務所が成り立つ程度に稼がないでどうするんだって思っていたので、理想主義なのはいいけど攻に甘えすぎじゃないかとちょっと引っかかっていたんだけど、そこらへんにフォロー入ってたからかな。
それか、単に今までは攻にばかり肩入れしてたせいで、つれない受にムカついていただけかも。
弁護士ものとしても身近に感じられる依頼が多くて面白かったけど、付き合い始めてからも二人の気持ちが少しずつ近付いていっているところがよかったなあ。
上にも書いたけど、准己の考え方のほうが私には理解しやすい。けど実際に自分がもし法律相談するなら啓のほうに頼みたいかもって思う。
わりと正論言ってるけどちょっと冷たい准己が、啓には勝てないのも好き。惚れた弱みっていうだけじゃなくて、仕事の上でもそれだけ尊敬してるってことだと思うし。いい刺激と影響を与え合えて、お互いに認め合っている関係がすごくいい。

もうちょっと准己視点で続きを読みたいなあ。カッコいいんだもん。

(小説103)

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