今更だけど

古本屋に本棚のスペースを買いに行き（つまり本を売ったんだけど、あまりに値段がつかなかったので)、部屋がちょっとだけすっきり。
で。もはや強迫観念で観続けている連ドラの録画を観た。
楽しんで観てる。でも一度サボったら復帰できないから、どんなに気分がのらなくても無理にでも観るようにしているので、やたらマストな作業…。
あと何か休みの間にやっておくべきことはあったかなあと考えてみて、同人誌の積読を片付けることにした。
全部趣味なのに、なぜか妙に義務的なのは、先に予定を立てて、その通りに遂行しているから。しかもたまに時計を見ながら進捗をチェックする。なんか楽しくなさそうな休日の過ごし方だ…。

積読は7冊あった。同人誌は電車の中で読めないので休みの日に片付けるしかない。
というわけで眼精疲労を押してサクサク読んでしまうことにしたのだが、4冊目が分厚かった。これは斜め読みするか、途中まで読んで続きは明日に…と思ったのだが、予想以上に面白かった。
結局、普通の文庫並みの長さの作品を一気読み。うう、面白いよう…。
しかし。オリジナルだし、すぐに文庫化できそうな長さとクオリティだし、なんで商業誌にしないのだろうと、つい思ってしまった。誤字脱字を3箇所直せばいいだけじゃないですか、先生。とか、お手紙を出したくなってしまった。
激しく余計なお世話だけど、ついつい考えてしまって。
この先生の商業作品は実はあんまり設定が趣味に合わず、もともとの文章や雰囲気が好みなだけに残念に思っていたのだが、これはかなり趣味だったので、こういうのを商業で出してくれれば入手が楽だし、ありがたいのになあと。
うーん、単に必要性がないだけかもしれないし、まあ一読者には分からない事情があるんだろうなあと思いつつ、あとがきを読んで分かりました。商業誌ならこうは書かない、ということをいくつか書いてらしたのだが、私の趣味は完全に同人誌仕様のほうだった。
なるほど。こういうのは一般受けしないのか！と悲しく納得。
今更ながら、自分の趣味のイバラさを再確認した。