くちびるを濡らす恋の雫
2008年1月16日 BL作家た・な・は行萩野シロ プランタン出版 2007/08
初めて読む作者さん。
どうでもいい感想しか書いてません。
ネタバレ。
読もうかなと思ってカバーをかけたときに、珍しく裏表紙のあらすじを読んでみた。間違ってはいないが、この小説を読んでいない人には一読で飲み込むには少々ややこしい。頭の働きの悪い私は1度で意味がわからなかったので、まあいいや、小説を読めば分かるだろうと読み返さなかった。
本屋でこれを手にとってあらすじを買うかどうかの決め手にするなら、私は買わないと思う…。「偶然」を「うんめい」と読ませるまではいいとして、「うんめい!」とルビが振ってあるのはいくらなんでも。コメディでも特別ライトな作風でもないんだし、もうちょっと中身の小説の雰囲気に合わせたほうがいいんじゃないだろうか…。
だからあんまり買ったことがないのか、プラチナ文庫。
あらすじに文句をつけていたら疲れてしまった。我ながら細かいことにうるさいな。
文章は読みやすいし、リズムもいい。時々ぎこちなくなるが、ちょうどいい具合にリズムが崩れるので、味になっている。
受の聡は生活にだらしないタイプだったのに、今では真面目に働いていて、結構しっかりしている。性格もさっぱりしてるし、優しいし、親しみやすい男前受でよかった。
四條はちょーっと情けないというか。すっぱりきっぱり系のように見せかけてあったので、必要なときにはビシッとしてくれるのかと思ったら肩透かしを食った。うーん、小言を言うときだけビシッとされてもなあ。本番でも攻が頑張らない分、受が頑張っていたような…。
日本酒がモチーフ。日本酒って銘柄によって全然味が違うし、よく知らないので冒険したくなくてほとんど飲んだことがないのだが、この作品を読んだら飲みたくなってしまった。
遠回りしながらじっくり進んでいくストーリーが面白かった。
どうでもいいことだが、日本酒とタバコを同時に売り出すのって日本酒的にはいいんだろうか。タバコのにおいは日本酒の妨げにはならないんだろうかとか、ちょっと気になってしまった。…酒にそこまでこだわりがないから、よく分からないけど。
どうでもいいことだが(2)、四條家の家族喧嘩。父親の失言は本当に口が滑ったんだろうなあと思えるが、長男はちょっとひどくないだろうか。いくら日頃から対立していても、親として酒造の師匠として育ててくれた人に「あんたは蔵主失格だ、引退しろ」ってなあ。少しでも尊敬の気持ちがあれば怒ってても言えないし、ましてや武道を修めているなら目上に対する礼儀は弁えていてもよさそうなものだ。
どうでもいいことなんだろうけど、わりと優しい目線で書かれている作品の中で、ここだけきつく感じたので気になってしまった。まあ私の個人的な事情もあって過剰に反応しているんだと思うけど。
初めて読む作者さん。
どうでもいい感想しか書いてません。
ネタバレ。
偶然の再会。逢いたかった!けど、遭いたくなかった?だって今の自分の生き方を決めた、忘れられない男だったのだ!!テキトーに要領のいい聡は、高校時代に一方的に知っていた堅物の蔵元の息子、四條と専門学校で親友に。四條の真っすぐさが煩くて、大好きだった。卒業の夜、獣じみた慾情で日本酒の芳醇な匂いの唇を舐め噛みそして…!あの陶酔も熱も衝撃も落胆も消化されないのに、男前に磨きがかかった四條はムカつくほど爽やかだ。だが今の四條にも実は…。
読もうかなと思ってカバーをかけたときに、珍しく裏表紙のあらすじを読んでみた。間違ってはいないが、この小説を読んでいない人には一読で飲み込むには少々ややこしい。頭の働きの悪い私は1度で意味がわからなかったので、まあいいや、小説を読めば分かるだろうと読み返さなかった。
本屋でこれを手にとってあらすじを買うかどうかの決め手にするなら、私は買わないと思う…。「偶然」を「うんめい」と読ませるまではいいとして、「うんめい!」とルビが振ってあるのはいくらなんでも。コメディでも特別ライトな作風でもないんだし、もうちょっと中身の小説の雰囲気に合わせたほうがいいんじゃないだろうか…。
だからあんまり買ったことがないのか、プラチナ文庫。
あらすじに文句をつけていたら疲れてしまった。我ながら細かいことにうるさいな。
文章は読みやすいし、リズムもいい。時々ぎこちなくなるが、ちょうどいい具合にリズムが崩れるので、味になっている。
受の聡は生活にだらしないタイプだったのに、今では真面目に働いていて、結構しっかりしている。性格もさっぱりしてるし、優しいし、親しみやすい男前受でよかった。
四條はちょーっと情けないというか。すっぱりきっぱり系のように見せかけてあったので、必要なときにはビシッとしてくれるのかと思ったら肩透かしを食った。うーん、小言を言うときだけビシッとされてもなあ。本番でも攻が頑張らない分、受が頑張っていたような…。
日本酒がモチーフ。日本酒って銘柄によって全然味が違うし、よく知らないので冒険したくなくてほとんど飲んだことがないのだが、この作品を読んだら飲みたくなってしまった。
遠回りしながらじっくり進んでいくストーリーが面白かった。
どうでもいいことだが、日本酒とタバコを同時に売り出すのって日本酒的にはいいんだろうか。タバコのにおいは日本酒の妨げにはならないんだろうかとか、ちょっと気になってしまった。…酒にそこまでこだわりがないから、よく分からないけど。
どうでもいいことだが(2)、四條家の家族喧嘩。父親の失言は本当に口が滑ったんだろうなあと思えるが、長男はちょっとひどくないだろうか。いくら日頃から対立していても、親として酒造の師匠として育ててくれた人に「あんたは蔵主失格だ、引退しろ」ってなあ。少しでも尊敬の気持ちがあれば怒ってても言えないし、ましてや武道を修めているなら目上に対する礼儀は弁えていてもよさそうなものだ。
どうでもいいことなんだろうけど、わりと優しい目線で書かれている作品の中で、ここだけきつく感じたので気になってしまった。まあ私の個人的な事情もあって過剰に反応しているんだと思うけど。
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