容疑者Xの献身

2008年2月16日 読書
東野圭吾 文藝春秋 2005/08/25

文庫落ちを待っていたが、図書館で借りてしまった。
面白かったし、泣けた。

完全ネタバレ

-------------------------------------------------

悲しい話だなあ。
ラストのあたりでは真相を暴かないでほしいと思ってしまった。読後の今はやっぱりあのラストでよかったと思うけど。緊迫感と登場人物への同情を両方感じられるミステリはやっぱり好きだ。
淡々としていて「純愛」の描写はほとんどないのに、ひしひしと伝わってくるのもさすがだと思う。
後味の悪さはなくて、ただただ悲しい話だなと思った。

↑この作品の性質上、かなりネタバレしているかと。
緊迫感ってやつは、予備知識がなくて、しかも初めて読むというときが一番強く感じる。名作ならラストを知っていても(ネタバレしていても)楽しめるかもしれないが、この緊迫感と新鮮さだけはどうしても目減りしてしまうと思う。ミステリに限らず、先の分かりきったような恋愛小説でも、やっぱりネタバレしていないほうが私の場合は楽しめるようで。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索