トロンプルイユの指先
2008年3月7日 BL漫画
加東セツコ ソフトライン 東京漫画社 2008/02
レーベルへの期待から衝動買い。
スーツとかネクタイとか言われるとなんだか無闇矢鱈に気になってしまう上に、初コミックスと書いてあったのが決め手。
えーっと、否定的な感想なので、この作品がお好きな方はスルーしてください。ネタバレもあり。
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最新の?表題作(書き下ろし)の絵はきれいで好きだけど、他のはちょっと癖があって気になるかなあ。上手下手じゃなくて趣味に合う合わないっていう問題で。
話のほうは上手いと思うけど、うーん、おばちゃんこういうののよさがよく分からないのよ。最近こういう系統・雰囲気の漫画が売れているような気がするんだけど(カタカナの名前も流行?)、正直あんまり面白くない。そうか、これ面白いんだ、という感じで。流行についていけない時点で私の感覚が古いってことなのかなあ。
まあもともと甘ったるくて爽やかな漫画が好きなので、不条理だったり嗜虐的だったりキャラが変態だったりとりあえず押し倒してみるみたいな話は苦手なんだけど、この作品は全体に不必要にドロドロさせてるように感じて苦手だ。色気と不気味さが紙一重というか。
たとえば、医者ものの最後のコマ。なんでパペットを絞ってるんだろう……。別に怒りや悔しさの表現なら、そんな薄気味悪いことさせなくても他に表現法はいくらでもありそうだが、やけに強調しているし。表面(ストーリー)はむしろ後味よく終わっているのだが、普通に明るくできそうなところで、妙に陰気で不気味な感じにするのがどうにも。まあそれがあるから個性とかインパクトを感じるのかもしれないし、世界観が閉じた執着系が好きな人なら、かえって魅力的な表現法なのかな。
そんなわけで表題作が絵もストーリーも一番とっつきやすくて好みだった。でもスーツにあんまり喜びを感じなかったな…。
レーベルへの期待から衝動買い。
スーツとかネクタイとか言われるとなんだか無闇矢鱈に気になってしまう上に、初コミックスと書いてあったのが決め手。
えーっと、否定的な感想なので、この作品がお好きな方はスルーしてください。ネタバレもあり。
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最新の?表題作(書き下ろし)の絵はきれいで好きだけど、他のはちょっと癖があって気になるかなあ。上手下手じゃなくて趣味に合う合わないっていう問題で。
話のほうは上手いと思うけど、うーん、おばちゃんこういうののよさがよく分からないのよ。最近こういう系統・雰囲気の漫画が売れているような気がするんだけど(カタカナの名前も流行?)、正直あんまり面白くない。そうか、これ面白いんだ、という感じで。流行についていけない時点で私の感覚が古いってことなのかなあ。
まあもともと甘ったるくて爽やかな漫画が好きなので、不条理だったり嗜虐的だったりキャラが変態だったりとりあえず押し倒してみるみたいな話は苦手なんだけど、この作品は全体に不必要にドロドロさせてるように感じて苦手だ。色気と不気味さが紙一重というか。
たとえば、医者ものの最後のコマ。なんでパペットを絞ってるんだろう……。別に怒りや悔しさの表現なら、そんな薄気味悪いことさせなくても他に表現法はいくらでもありそうだが、やけに強調しているし。表面(ストーリー)はむしろ後味よく終わっているのだが、普通に明るくできそうなところで、妙に陰気で不気味な感じにするのがどうにも。まあそれがあるから個性とかインパクトを感じるのかもしれないし、世界観が閉じた執着系が好きな人なら、かえって魅力的な表現法なのかな。
そんなわけで表題作が絵もストーリーも一番とっつきやすくて好みだった。でもスーツにあんまり喜びを感じなかったな…。
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