久我有加 新書館 2008/5

夏目さんのイラストが丁寧に描いてある感じでよかった。
おまけマンガも面白かったし。

ネタバレ

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標準語男前でわりと中身は普通攻×関西弁美形誘い受

帯にそれらしいキャッチがついていたので、攻っぽい受?と期待していたのだが(好きなんだもん)、そうでもなかった。まあそれはそれでかわいいからいいかなーと。

また関西弁がテーマか…と買ったもののちょっと読むのが面倒だったが、まあ文章が読みやすいのでサクサクと読了。なんだかBLそっちのけで関西弁について考えさせられるというか。
私なんて1泊の旅行でエセ大阪弁で喋りそうになったのだが、この主人公は大阪の大学に通って3ヶ月も経つのに標準語のままで、周囲がみんな大阪弁って環境でよく伝染しないなあと、むしろ感心した。
ちなみに主人公が大阪での生活に慣れると「関西弁」は「関西言葉」という表現になる。他の作品でもそうだったし、大阪の人にはこちらが好ましい表現なのだろうか。
と。このようにラブはあんまり頭に入ってこなかったのだが、受のペースでさくっとくっついたので、まあぼんやり読んでても問題なかったのではないかと。
で。続編で強気でマイペースに見えた受が、実は恋愛に対して臆病で、最初から別れる前提で攻に逃げ道を用意していたと分かる。わりとこういうタイプの受が好きだし、普通に優しい攻も好きだし、楽しく読めた。まあ二人とも色気を感じなかったが、かえって大学生ものらしくていいかなー。
さらに10年後の続編では、攻がいい感じに包容&強気攻に成長してくれていたので、結構ツボで、この短い続編が一番好みだった。
すごく面白くもないし、それほど好みでもないけど、安心して読める1冊という印象だった。

コメント

はゆた
HAYUTA
2008年6月21日16:35

>1泊の旅行でエセ大阪弁で喋りそうに

すごくよく分かります。関西弁の漫画&小説を読んだあとも影響されてしまいます(笑) 
関西方面の言葉は影響力が大きい〜。

10年後、攻の成長におおお! 余裕が出てきていたので、良かったね〜としみじみ(あのまんまじゃ少し情けないと感じていたので)。 そのまんま10年では無くて、変化や成長がちゃんと見られて良いなと思いました〜。

りょう
りょう
2008年6月21日19:01

>関西弁の漫画&小説を読んだあとも影響されてしまいます(笑) 

ですよね〜! 関西弁でブログを書きたくなります(笑)

>10年後、攻の成長におおお! 余裕が出てきていたので、良かったね〜としみじみ(あのまんまじゃ少し情けないと感じていたので)。 

ヘタレというほどじゃないけど、確かにちょっと情けない感じでしたよね。あの成長ぶりは嬉しい驚きでした。
絆を深めつつ、二人とも成長しているところがよかったと思います。

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