うえだ真由 オークラ出版 2001/12

同じ作家さんを続けて読むのが好き。好きっていうか、読みやすい。

同期の銀行員もの。
やっぱりうえだ先生の作品は同い年のほうが趣味に合うことが多い。
というわけで、この作品も面白かった。

ネタバレ

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この作品はもう今と変わらない文章だったような。やっぱり作品の雰囲気の違いだったのかも。

鳴海の彼女に対する冷たい態度にがちょっと…だったんだけど、それはたぶん普通はこんなものだろうという意味でのリアリティがあるからかなーとか。この時点では攻の貴士より、彼女のほうを応援したい気分だったせいもあるかも。いや、この攻が気に入らなかったからではないが、なんとなく……。
まあそんなどうでもいい感想はともかく、職業ものとして面白かった。銀行っていろいろ厳しいよね…。
で、エリートの主人公二人にも当然、結婚の問題があるわけだが、結論が出ないまま終わってしまった。ここであっさり二人そろって転職されると、それはそれで職業ものとして楽しんだだけにガックリきそうなので、こういう終わり方でよかった。仕事のために別れるってことはないだろうし、どちらにしても転職以外に選択肢がないわけだから、急いで話を進めずに保留って形が一番納得できた気がする。

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