南部煎餅

近所のスーパーでは南部煎餅といえば、ゴマか落花生。それ以外は見たことない。でも、先週の旅行で立ち寄った（強制的に連れて行かれた）岩手の土産物屋にはバリエーション豊かに揃っていた。ほぉ〜と感心しながらついでに試食もしてきたのだが、結局は定番の2種類しか買ってこなかった。だってこれが好きなんだもーん。
子供の頃から南部煎餅は好きだ。これ祖母が好きだったからその影響……。…あ、しまった、仏壇に供えるのを忘れて食べ終わってしまった。

南部煎餅の胡麻はなんだかちょっと物足りない。一味足りないっていうか、味にメリハリがないっていうか。だからこそ後を引く味で、私は落花生のほうが好きなんだけど、胡麻もやっぱり捨てがたいものがある。
なんとなく、胡麻は連作のシリーズものに似てると思う。1作ずつオチがついてきれいに終わってるんだけど、完全には決着がついていないところがあるから、続き〜！と後を引いてしまうところが。
…南部煎餅を食べながら「さすら」で検索にかかっているのを見て、そんなことを考えた。あれも、最後まで見届けないことには落ち着かない、みたいな気分で4冊読んだなあと。

どうでもいいが、「作品名」＋「小冊子」という単語で検索にかかっていた。その作品の続編なら「小冊子」じゃなく、「同人誌」です！と激しく教えてあげたくなった。うまく情報を拾えてるといいのだが。
それにしても「これは布教したい！」と張り切って感想を書いた作品では検索に引っかからないのに、予想外のものは結構しつこく引っかかっている。つまらないなあ。
「さすら」だって張り切って感想を書いたことにかわりはないんだけど、有名すぎて共有したい感がわかないんだよなあ。別に感想を読んでもらっても、その記事にコメントをもらえるわけじゃないんだけど、検索にかかっているのを見つけると「やっぱり面白かったよね♪」っていう気分になれるから…。まあなんとなく嬉しい。