榎田尤利 大洋図書 2008/8

Pet Loversシリーズ第2弾。
今度はライオン。

ネタバレ

シンがカッコよかった。性格が優しく男らしい上に、年下で顔がよくて体がよくて頭もよければ、最高じゃないですか。男は完璧すぎないほうがいいので、完璧じゃないところまで完璧(笑)
まあ個人的にはとくにタイプではないのだが、あまりにカッコいいので、別にタイプじゃなくてもいいや〜って気分。何をやっても堂々としていて、まあステキvとうっとり読んでしまった。

千昭もいいなあと思ったけど、うーん、そこまで暴力に耐える理由がよく分からなかった。というのが正直な感想。
…たぶん理屈じゃないんだろうなあ。家庭内暴力の被害者の心理を分かっていないから、「分からない」って書いてしまうんだと思う。読んでいるこっちが痛々しくて理不尽に耐えられないから、暴力に立ち向かって欲しいんだけど、理不尽に立ち向かわずに耐えるのが弱さだって非難するのは、酷な感想だよなあ……。所詮は他人事ってことか。
…と、自分の感想に対して意見しておきたい。

義兄はいじけ具合がエダ作品の義兄らしくて、最後は改心しないまでも行動を改めるのかなと思っていたら、珍しくダメパターンで、ちょっと驚いた。
どうでもいいが、それで借金がチャラになるって、ずいぶん高く売りつけられたものだと感心した。本当にどうでもいい…。

このシリーズはちょっと痛いが、面白いし読み応えがあって好きだ。3冊目も楽しみ。

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