嘘と愛と甘い罠 (アルルノベルス)
2008年9月12日 うえだ真由 コメント (2)
私はあんまり面白くなかった。
ネタバレ
恋愛至上主義の流され受という、かなり苦手なタイプのキャラだったので、読んでいてイライラしたし、価値観が違いすぎてちっとも同情できなかった。
まず副社長と攻の画策で父親(社長)がリコールされるのだが、それに対して受が一番気にしたことは「なんで電話もくれないの?」というもの。フォローが入れば許せる範囲の裏切りだったらしい…。すでにここで私には分からない。
で、次の攻の酷い仕打ちは、受を父親のかわりの新しい社長の秘書にすることだった。屈辱ダブル?かと思いきや、別れるとかいう選択肢もないし、会社を辞めるということにもならない。事情はよく分からないけど、攻が好きだから一緒に働きたいというのが辞めない理由。せめて職場や仕事が好きだからっていう理由で辞めないのなら、頑張ってるねと思えたんだけど……。
ちなみに攻が受を秘書にした理由は一緒に働きたいから。で、受がそもそも父親の会社に入社したのも恋人と一緒に働きたいから。
なんかパパがかわいそうなんですが…。
これが親子の愛情が薄いという設定なら理解できたんだけど、遅くにできた一人息子ということで大事に育てられたという設定なのに、父親を失脚に追い込んだ新社長に秘書として尽くし、信頼関係まで作ってしまう。えーっと、会社を辞めない限りきちんと仕事をするのは正しいけど、普通の神経なら居たたまれなくて働けないよなあと…。受の価値観としては、新社長は経営者として有能で父親はダメだから、まあ仕方ないよねってことらしい。お前には親子の情ってものがないのか?と詰りたくなった。単に優等生的思考で割り切っているだけなので冷たい人間としか思えない。
最終的には、受が社長秘書として会社に残れたのは攻の温情ってことで片がつくのだが、感謝なにそれ、ここは恨むところじゃないの?と思ってしまった私はこの受とは価値観が相容れないらしい。会社に残るにしても、普通の感覚なら社長秘書にだけはなりたくないと思うんだが、「そこは我慢しとけ、俺と一緒に働きたいなら」って、ひどすぎないか……。自分の経営理念?のためなら恋人を傷つけても構わないっていう攻が優しい人として描かれているのも納得がいかなかった…。
だんだん父親が不正を働いていたからリコールされたのでは?という疑惑が出てくるのだが、最終的にはたいした不正ではなく、やっぱり攻は自分とは経営方針が違うからって理由でリコールに加担したらしいと判明。だって受と会社を大きくしようって約束したんだもん、というオマケもついたのだが、受は攻の愛情深さに感動していたようだ。なんだかなあ。
とにかく攻も受も冷たい性格に感じてニガテ。
誰かが悪かった→謝罪を受け入れて許すっていう図式なら納得がいったし感動したかもしれないが、すべてが仕方なかった、みたいな終わり方だったので物語としてのカタルシスもなかった。
ネタバレ
御曹司・相原和奏と社長秘書・久世貴史は恋人同士。愛を誓う二人だったが、和奏の父である相原社長がリコールされ失脚!?そして貴史がリコールに関わっていたという裏切りを知る。和奏は絶望するも、愛する想いを消せず心を痛めていた。返り咲くという父に加担するが、貴史から『おしおき』という凌辱を受けて!?初めて受ける乱暴な行為に、抵抗できず快感を享受する。卑猥にいたぶられ、貴史の熱い鼓動に包まれるうち、次第にそれが歓びとなるけど、それも甘い罠で―。
恋愛至上主義の流され受という、かなり苦手なタイプのキャラだったので、読んでいてイライラしたし、価値観が違いすぎてちっとも同情できなかった。
まず副社長と攻の画策で父親(社長)がリコールされるのだが、それに対して受が一番気にしたことは「なんで電話もくれないの?」というもの。フォローが入れば許せる範囲の裏切りだったらしい…。すでにここで私には分からない。
で、次の攻の酷い仕打ちは、受を父親のかわりの新しい社長の秘書にすることだった。屈辱ダブル?かと思いきや、別れるとかいう選択肢もないし、会社を辞めるということにもならない。事情はよく分からないけど、攻が好きだから一緒に働きたいというのが辞めない理由。せめて職場や仕事が好きだからっていう理由で辞めないのなら、頑張ってるねと思えたんだけど……。
ちなみに攻が受を秘書にした理由は一緒に働きたいから。で、受がそもそも父親の会社に入社したのも恋人と一緒に働きたいから。
なんかパパがかわいそうなんですが…。
これが親子の愛情が薄いという設定なら理解できたんだけど、遅くにできた一人息子ということで大事に育てられたという設定なのに、父親を失脚に追い込んだ新社長に秘書として尽くし、信頼関係まで作ってしまう。えーっと、会社を辞めない限りきちんと仕事をするのは正しいけど、普通の神経なら居たたまれなくて働けないよなあと…。受の価値観としては、新社長は経営者として有能で父親はダメだから、まあ仕方ないよねってことらしい。お前には親子の情ってものがないのか?と詰りたくなった。単に優等生的思考で割り切っているだけなので冷たい人間としか思えない。
最終的には、受が社長秘書として会社に残れたのは攻の温情ってことで片がつくのだが、感謝なにそれ、ここは恨むところじゃないの?と思ってしまった私はこの受とは価値観が相容れないらしい。会社に残るにしても、普通の感覚なら社長秘書にだけはなりたくないと思うんだが、「そこは我慢しとけ、俺と一緒に働きたいなら」って、ひどすぎないか……。自分の経営理念?のためなら恋人を傷つけても構わないっていう攻が優しい人として描かれているのも納得がいかなかった…。
だんだん父親が不正を働いていたからリコールされたのでは?という疑惑が出てくるのだが、最終的にはたいした不正ではなく、やっぱり攻は自分とは経営方針が違うからって理由でリコールに加担したらしいと判明。だって受と会社を大きくしようって約束したんだもん、というオマケもついたのだが、受は攻の愛情深さに感動していたようだ。なんだかなあ。
とにかく攻も受も冷たい性格に感じてニガテ。
誰かが悪かった→謝罪を受け入れて許すっていう図式なら納得がいったし感動したかもしれないが、すべてが仕方なかった、みたいな終わり方だったので物語としてのカタルシスもなかった。
コメント
向こうにお返事した直後にここを見たら見覚えある名前発見! 根性でたどり着きました〜良かった、これで皆さんの日記を拝見できるわ〜いv
…トップページからたどり着くのは大変だったでしょうね。お疲れ様です。
あちらに書き忘れてしまいましたが、リニューアルに関して、はゆたさんには朗報があります。今度は日記で使うニックネームを自分で変更できるんですよ~♪