講談社 2004/11

単行本の初版は1980/1らしい。文庫化はもっと前にされたけど、2004年にデザインを変えて出したってことかな。私が買ったのは15刷だった。
…地味な印象なので(3部作の真ん中だからかな)読んだことがなかった。で、だんだん今更読まなくてもいいかーって気になって放置していたのだが、これはかなり好きだ。夢中で読んでしまった。
すべてのエピソードの意味と効果がガラス張りで展示された作品にはちょっと疲れていたので、いまの気分に合っていたというのも大きいかも。
わけの分からない(?)エピソードにもひとつひとつ意味はあるのかもしれないし、きっと誰かが(しかも結構な人数が)どこかでしっかり解説してるんだろうけど、あんまり解説には興味がない。その解釈は正しいのかもしれないが、なんとなく解説ってこじつけみたいに思えて、作品を読んだ感動が色褪せてしまうことが多いから。私の場合。
でもこの作品、ところどころクリアな感じがして、やっぱり初期の作品だなーという印象。最近の作品とはちょっと違った味わいがあった。

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