吉田秋生 小学館 2008/10

表紙の色使いがすごく綺麗。
鎌倉の四季の風景が美しい。江ノ電の駅とか、坂道とか、古い家とか、すごい雰囲気がよく出ている。
人物のほうは作品の内容に合わせたのか、みんなちょっと童顔になっちゃってて、他の作品のキャラが出てくるとなにか違和感があるけど、いい絵柄だと思う。

こまごまとリアルに描かれるキャラの心情や厳しい現実の話は、重苦しくなりそうなほど。けど、姉妹やまわりの人たちの優しさが伝わってくるし、目線が暖かいので、読後感がすごくいい。
あーそれ分かるなあってことが多い。この場面ならそうなっちゃうよね、と。で、そのあとちょっと元気を分けてもらえるのがいい。

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