木原音瀬 蒼竜社 2008/10

お騒がせしました。ギャッギャッ。
…発売が延期したときに1度キャンセル →再度注文したもので、2冊注文してしまうというトラブルがありましたが、無事に引き取っていただけました。ありがたいことです。

ネタバレ
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木原ヘタレ蝙蝠第3弾。

この作品ってやっぱり皆さん、蝙蝠萌え?と思ってしまうような展開だった。蝙蝠が増えてる…、しかも口絵は蝙蝠同士の会話シーンという、なんだか動物主役の絵本のようで極めて稀なBL本に(笑)
基本的にコメディなので、他の作品に比べて肩の力を抜いて読める作品だと思う。まあ安心してるとグロい残酷描写がきたりするが…。
でもやっぱり安心系かな。木原作品の中では、ほのぼの系と呼べるかも。ヘタレ蝙蝠は一途でマヌケで可愛いし、暁も口は悪いけど優しい人だし。切なさはほとんどなくて、いつもみたいに追い詰められていくような展開もない。ダラダラしたところはないけど、のんびりしているので落ち着いて読める。4冊以上も続くんだから、これぐらいじゃないと読者もしんどいので、そういう意味で読みやすいかもしれない。
ラブが足りないようでいて、実はじわじわっと包囲網は狭まっている。もう公認の仲なのに、いつまでも焦れったいカップルみたいな感じ。
アルが不完全ながらも記憶を操作できるという能力に気付いたり、暁と一緒にいるためにあえて不自由な状態を選んだりと、今回も続きが気になる。

ところで2巻を読んだときに、「室井がけっこう気に入ったので、津野はどうだろうとか密かに思っている。」と感想に書いたのだが、今回いい感じだったので嬉しい。……期待するあまり深読みしてしまっただけってことはないと信じている。たぶん信じるのは自由だ。
4巻はアメリカ編の続きだけかもしれないし、忽滑谷のほうはそれ以降に期待かな。何巻まで続くんだろう?

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