ふわふわ

2009年3月15日 読書
講談社 2001/12

最初はやわらかなイメージを楽しむだけの絵本かな、と思っていたのだが、短い文章の中に深いものがある。
たぶん速読とか斜め読みをしたら、まったくよさが分からない作品だと思う。さらっと流してしまえば、なんていうことのない内容で、「ほのぼのとした気分になれた」とか「比喩がよかった」という好意的な感想になったとしても、表面的なものになってしまうんじゃないかと。
静かな部屋で一気に集中して読むのがベスト。なんていうか、いかに文章に引き込まれ、浸ることができたかが、この作品を楽しめるかどうかの分かれ目になるというか。
作品世界の深さを味わい、リラックスした気分になれれば、べつに難しいことは考えなくていいと思う。絵本だから。

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