酔いどれ金魚と野獣
2009年4月8日 BL作家た・な・は行
中原一也 リブレ出版 2008/10
面白かったけど、やっぱり好みじゃなかった。
ネタバレ
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彫師×バーテンダーの年上攻。
彫師って職業も年上攻も好きじゃないけど、バーテンダー受っていいなあと読んでみた。
うーん、でもキャラも話も趣味に合わない。趣味に合わないわりには面白かったけど。
受の背中に刺青を入れたがる(ついでに口説く)彫師というのは、どこかでみたことがあるような設定だが、女にだらしがなくてアル中の受って珍しいなあ。
でも攻の今井のカッコよさがまず分からない。うーん、まだ若いのにオヤジくささばかりを感じるし、庇護欲から受に惹かれたというわりに、ちょっと嫉妬しただけであの仕打ち……。ちっとも度量の大きさを感じなかった。
受の門脇のほうは最初クールな男前タイプかと期待したら、苦手な流され系で、期待した分ガッカリした。お人好しなのはいいんだけど。もうちょっと庇護欲をそそるタイプにするか、応援したくなるタイプだったらよかったのに。後から出てくる意外性に魅力を感じなかった。意志が弱いという意味でのヘタレなので、他の部分でカッコよさを見せてほしかった。
あと二人ともお道具好きなので、ついていけない趣味で参った。とりあえず仕事道具と食べ物を使うのはやめようよ、もったいないから。
ストーリー自体は流れがよくて読みやすかった。
ただ、ラストで「刺青を彫らない」っていう結論があっさりしすぎてて。個人的には刺青は痛そうで(ピアス穴だって見たくないぐらいだし)イヤだから、大歓迎な結果なんだけど、彫師っていう特殊なキャラ設定なんだからもうちょっとこだわってもよかったような。まあ堅気の恋人に自分の趣味で刺青を入れたがるってのも人間性にかなり問題があると思うが。
あと門脇は好きでバーテンダーをやっているはずなのに、バーボンとビールしか注文が入らなくていいのか…とかちょっと思った。
面白かったけど、やっぱり好みじゃなかった。
ネタバレ
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彫師×バーテンダーの年上攻。
彫師って職業も年上攻も好きじゃないけど、バーテンダー受っていいなあと読んでみた。
うーん、でもキャラも話も趣味に合わない。趣味に合わないわりには面白かったけど。
受の背中に刺青を入れたがる(ついでに口説く)彫師というのは、どこかでみたことがあるような設定だが、女にだらしがなくてアル中の受って珍しいなあ。
でも攻の今井のカッコよさがまず分からない。うーん、まだ若いのにオヤジくささばかりを感じるし、庇護欲から受に惹かれたというわりに、ちょっと嫉妬しただけであの仕打ち……。ちっとも度量の大きさを感じなかった。
受の門脇のほうは最初クールな男前タイプかと期待したら、苦手な流され系で、期待した分ガッカリした。お人好しなのはいいんだけど。もうちょっと庇護欲をそそるタイプにするか、応援したくなるタイプだったらよかったのに。後から出てくる意外性に魅力を感じなかった。意志が弱いという意味でのヘタレなので、他の部分でカッコよさを見せてほしかった。
あと二人ともお道具好きなので、ついていけない趣味で参った。とりあえず仕事道具と食べ物を使うのはやめようよ、もったいないから。
ストーリー自体は流れがよくて読みやすかった。
ただ、ラストで「刺青を彫らない」っていう結論があっさりしすぎてて。個人的には刺青は痛そうで(ピアス穴だって見たくないぐらいだし)イヤだから、大歓迎な結果なんだけど、彫師っていう特殊なキャラ設定なんだからもうちょっとこだわってもよかったような。まあ堅気の恋人に自分の趣味で刺青を入れたがるってのも人間性にかなり問題があると思うが。
あと門脇は好きでバーテンダーをやっているはずなのに、バーボンとビールしか注文が入らなくていいのか…とかちょっと思った。
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