砂原糖子 幻冬舎コミックス 2009/4

1月からお待ちしていた新刊が出たのでイソイソと購入。お気に入りレーベルのルチルだし。
カメラマン×大学生。

ネタバレ

あらすじ
中沢千夏史には好きな人がいる。九つ年上の売れっ子カメラマン日和佐明。日和佐は男も女も来る者拒まず、だが「子供は嫌い」と千夏史を相手にしてくれない。九歳のときに出会った日和佐は亡き兄・由多夏の恋人で、千夏史が恋心を抱いても叶わない存在でもあった。そして、二十歳になっても、千夏史の想いは募る一方だが…。

このあらすじで、しかも表紙イラストを見ていながらなんでそんな勘違いができたのか自分でも不思議だが、年下攻だと勘違いして買った。
攻兄弟かと思ったら、受兄弟でちょっとガッカリ。いや、私が変な勘違いをしただけなんだけど。しかもこういう健気系の受は好みじゃないので、主人公はさっぱり趣味に合わなかったのだが、ちょっとひねくれた攻の日和佐と亡くなった兄のカップルは好みで……面白かったけど、すごい微妙な読後感になった。なんかこう、主人公より兄の由多夏の話が読みたかったなあとか。身も蓋もないことを…。
そんなことを考えてしまうぐらい、回想のシーンも切なくて面白かったというべきか。話にしっかり組み込まれている上に、学生同士のちょっと甘酸っぱい(?)恋愛が描かれていて読ませる。
まあでも千夏史のほうは趣味には合わないけど一途でいい子だったし、日和佐とうまくいってよかった。千夏史の家の事情や小道具の使い方なんかもよくて、読みやすいし面白かった。

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