幻冬舎コミックス 2005/9

これもアイスかなんかの再版だったような。
今年の4月に文庫の重刷がかかったらしく、普通に本屋で売ってたので、じゃあ買えるうちに買っておくかと買ってみた…。
でも買っても読み返さないと思う!と結構本気で宣言したのだが、舌の根も乾かぬうちに最初のほうをついつい読んでしまい、結局一気に最後まで読み返してしまった。またやられた~記念(木原作品だとありがち)で、軽く感想を書いておこうかと。


ネタバレ
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いや面白いんだけどね…。わりとほのぼのしてるし、話として読みやすいんだけどね。
やっぱりこの作品には頭の中の張り紙が発動してしまう。
兄弟なのは別にいい。むしろ大歓迎…。
でもいくら体が30歳でも頭の中身が6歳の相手に手を出すっていくらなんでも。しかもここが重要だが、自分に6歳の息子がいるのに、なぜそんなことができる?!
私はどうしても主人公のそこらへんの心情を分かりたくない。理解できないんじゃなくて、理解したくない。
もともとショタは苦手だしなあ。体が大人でも、やっぱり無理…。
なんか恋愛ものとしてより、ホームドラマとして楽しんでしまった。
で、兄は記憶が戻ったので、これで恋愛ものとして楽しめるか?と思ったら、かなり別人になってしまっていた……。いくら元が同じ人でも、こうまでガラリと豹変した相手を短期間で受け入れられるっていうのが、またよく分からなかった。うーん、子供の頃の思い出だけで、いきなり恋愛できるものなのかなー。
時間をかければ中身は同じ人だから愛せるだろうなーって思うけど、記憶が戻ってからほとんど話もしてないのに。人格というより、魂を愛してるんですか??とか思ってしまった。
兄のほうの気持ちは分かるんだけど。ただ…命令口調が、どうにも好きになれなかった…。
というわけで、面白いんだが、恋愛物としてはついていけない作品。

短編のほうは息子の話。
こちらも小学校の教師と生徒の恋愛というテーマで、すみません、私のモラルがダメって言ってます!
…だから先生の決断とラストにほっとしてしまった。うまくいかなかったからこそ、いい話だと思えたというか。私の趣味としては、続きはないほうがいい。

趣味かどうかは別として、面白い作品。

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