いそいそと

というわけでフィギュアを見た。
結果を知りつつ、いそいそ帰ってきて、番組の後半だけ先に見て、前半はビデオで見た。


ネタバレ
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これだけ激しく？報道されていると、たぶん結果を知らずにいる人は少ないだろうなあと思うけど、まあ一応まだ当日なので。

金妍児選手。
前評判が高いので楽しみにしていたが、彼女の「場外乱闘」な報道にはちょっとうんざり…。
と、はじめから多少印象が悪いので、あまり楽しめなかったかな。滑らかさはさすがだと思うし、それぞれの技もきれいだと思った。ただ選曲と表情のわざとらしさ（くどさ）に狙いすぎ感があって、私はあまり好きじゃない…。映画音楽を使うのが悪いわけじゃないが、映画の魅力に頼りすぎた振り付け＆イメージで、なんかもう中盤でおなかいっぱいになった。いやもう本当に上手いんだけど、こればっかりは好みの問題で……。
そしてそんなに驚くべき高得点がつく理由も素人にはよく分からなかった…。


浅田選手。
ＳＰが苦手だと聞いて少し心配していたのだが、ミスのない演技で決めてくるところはさすが。そして大舞台で（初心者の私にはすごさが分かってないと思うけど）難度の高いジャンプに成功するのもすごいと思う。…いまの採点方式だと、難しい技に挑戦するのは不利みたいだし（得点高ければみんなやるだろうし）、難しい技がひとつ決まればいいってものじゃないのも分かるが、技術を磨いて果敢に挑戦するところがいいなあ。やっぱりスポーツというなら、できるだけ上を目指してほしいというか。
そういう意味でも彼女の演技は好感が持てたし、なにより爽やかでのびのびした感じが可愛くていいなあと。


ロシェット選手。
曲もいいし、品よくきれいにまとまっていたなあという印象。きれいな分だけ、なんか細かいところに目が行ってしまって、あんまり指先とかきれいじゃないなあとか。振り付けのせいなのか、多少雑に見えてしまうところがあった。


安藤選手。
あんまり爽やかじゃないと思う。あとちょっと表情が高慢に見えるところがあって（失礼な言い方だが）、そこがかえってよかった。ストーリー性のある演技というか、表現が観ていて面白かったし、全体にメリハリと華やかさがあったなあと。
ジャンプとかはそれほどきれいじゃなかったけど、難しいからと回避せずに挑戦した姿勢が好きだ。
スパイラルと笑顔がよかった。それとスピンが見応えあってきれいだった。スピンは無機的というか、…なんていうんだろう、回っているコマの模様がきれいに見えるのと同じで、ポーズが固定されたときの視覚的美しさがいいなあと思うんだけど、安藤選手のスピンはそういうよさがあった。


フラット選手。
明るいし、元気いっぱいという印象。こういう手拍子できる曲のほうが観客はのりやすくていいかも。とにかく退屈しなかったし、リズム感と力強さもあってよかった。


コストナー選手。
しっとり優雅な感じがよかった。…どうやら私はこういうタイプの演技が好きなようで。すごく印象に残るという感じではなかったけど、じっくり観てしまった。


鈴木選手。
喋っている姿は見たことあったけど、演技を見るのは初めて（笑）
滑走順が厳しそうだなあと思った。（たぶん）持ち味を生かして頑張っていたんじゃないかと。曲と衣装とご本人のキャラ？がよく合っていた。
最初のジャンプで失敗して（緊張してるだろうし）心配になったけど、よく持ち直したなあと。この人も笑顔がよかった。