佐々木禎子 徳間書店 2010/03

期待していたより好みの話だった。

ネタバレ
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執事×主人。ちょっと年の差、ほのぼの系。

執事攻のほうが好きだけど、年上攻か~と思っていたのだが、思ったより読みやすいし、面白かった。
有能で優しい執事のキャラもいいが、大学を休学して起業しているご主人様の可愛らしい性格がいい。仕事中毒で不眠症だったりする不器用なところと、人に何かしてもらったらきちんとお礼を言う素直さとか、子供っぽい部分と大人並にしっかりしている部分とのバランスがちょうどよかった。感情移入しやすいし、好感が持てるキャラだった。
親友にして共同経営者のスティーブや母親、他の使用人たちもそれぞれ個性があって魅力的だった。なんていうか作り物っぽさのないキャラ造詣というか、「キャラ立ちさせる」という設計図の指示が透けて見えないというか。とくにリアルというわけではないんだけど、自然な感じなのがよかった。

とくに大きな事件とかなく全体にほのぼのしているんだけど、退屈しないしテンポもいい、リラックスして読める作品。

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