愛してるって言われても
2010年7月17日 BL作家た・な・は行
バーバラ片桐 白泉社 2008/3
ペンネームでなんとなく敬遠していた作家さん。
ペンネームが趣味に合わない人は、大抵において作品も趣味に合わないので、手に取る気もなかったんだけど。
ネタバレ
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なんだ、意外と普通じゃないですか。という失礼な感想を抱きつつ、文章も読みやすいので、サクサクと読了。
キャラは、攻の武井の適度な軽さと包容力がいいなあと。
「実はダイヤの原石のような美貌とうぶな性格を隠し持っている(あらすじから引用)」受の篠崎にはほとんど魅力を感じなかった。いまどき「美貌を隠してしまう瓶底眼鏡」という設定もひどいもんだよなあと思うが、攻への八つ当たりや失礼な態度など、ツンデレや不器用というのを通り越して単に常識がないだけという感じがしてしまって、どうにもダメだった…。さらに付き合っているわけでもない男から裏帳簿を押し付けられる場面なんかも、あまり共感ができなかった。うーん…。
この受の喋り方が結構な頻度で文語っぽくなるので、最初はきっとスクエアな受の性格を表現するために、わざとこういう台詞にしてるんだろうと思っていたのだが、…攻もそういう喋り方なのでキャラの性格とは関係ないらしい。不自然すぎて気になった。…話し言葉と地の文は違うでしょ。
話自体はテンポもいいし、まとまりもいいし、読みやすくて面白かった。もう少し、共感しやすい受ならよかったのになあ。というわけで、他の作品も読んでみたくなった。
ペンネームでなんとなく敬遠していた作家さん。
ペンネームが趣味に合わない人は、大抵において作品も趣味に合わないので、手に取る気もなかったんだけど。
ネタバレ
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なんだ、意外と普通じゃないですか。という失礼な感想を抱きつつ、文章も読みやすいので、サクサクと読了。
キャラは、攻の武井の適度な軽さと包容力がいいなあと。
「実はダイヤの原石のような美貌とうぶな性格を隠し持っている(あらすじから引用)」受の篠崎にはほとんど魅力を感じなかった。いまどき「美貌を隠してしまう瓶底眼鏡」という設定もひどいもんだよなあと思うが、攻への八つ当たりや失礼な態度など、ツンデレや不器用というのを通り越して単に常識がないだけという感じがしてしまって、どうにもダメだった…。さらに付き合っているわけでもない男から裏帳簿を押し付けられる場面なんかも、あまり共感ができなかった。うーん…。
この受の喋り方が結構な頻度で文語っぽくなるので、最初はきっとスクエアな受の性格を表現するために、わざとこういう台詞にしてるんだろうと思っていたのだが、…攻もそういう喋り方なのでキャラの性格とは関係ないらしい。不自然すぎて気になった。…話し言葉と地の文は違うでしょ。
話自体はテンポもいいし、まとまりもいいし、読みやすくて面白かった。もう少し、共感しやすい受ならよかったのになあ。というわけで、他の作品も読んでみたくなった。
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