疵 スキャンダル 1
2010年7月27日 かわい有美子
かわい有美子 アスキーメディアワークス 2010/07
これまた懐かしい作品の文庫化で。
これから毎月刊行されるようで、続きも楽しみ。
主人公二人は90年代の「大蔵省」のエリート官僚ということで、84年に東大卒という設定。84年じゃ、まだ生まれてなかったという読者も多そう…。
でも話自体は90年代だから、古臭さはとくにないと思う。
ネタバレ
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面白いんだけど、あまり読み返したくはなかった作品。あんまりな話が続くので、好きなんだけど、読みづらいというか。
再読したくないから旧版は買わなかったんだけど、かなり好きな作品だから、この機会に集めることにした。
1巻を再読して、桐原の事情とか司馬との関係とか、奥さんとか有賀のこととか、話も結構詳しく覚えてたんだけど、この後(2巻以降)どういう展開になるのかはっきり思い出せない。たぶん読めば、そうだった、そうだった!ということになるんだろうけど。
というわけで、続きが気になって仕方ない。
でもたぶん、1巻が1番インパクト強かったと思う。養父と篠田のダブルじいさんパンチが強烈なんで、そこばっかり印象に残ってたみたい…。
ほとんど善人が出てこない作品って珍しいけど、エリート官僚が和気藹々ほのぼのと仕事してるほうが嘘くさいし、シビアなところに説得力を感じる。…いや、桐原の受難にリアリティーがあるとか思ってるわけではなく。
けど、桐原ぐらい優秀な人ならどこ行ってもエリートだろうし、転職したほうが給料高くて仕事は楽で、いまより数倍人生楽しくなりそう、とか思っちゃう。…や、そこであっさり転職するような人は、そもそもこういう人生を選ばないのかな。
これまた懐かしい作品の文庫化で。
これから毎月刊行されるようで、続きも楽しみ。
主人公二人は90年代の「大蔵省」のエリート官僚ということで、84年に東大卒という設定。84年じゃ、まだ生まれてなかったという読者も多そう…。
でも話自体は90年代だから、古臭さはとくにないと思う。
ネタバレ
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面白いんだけど、あまり読み返したくはなかった作品。あんまりな話が続くので、好きなんだけど、読みづらいというか。
再読したくないから旧版は買わなかったんだけど、かなり好きな作品だから、この機会に集めることにした。
1巻を再読して、桐原の事情とか司馬との関係とか、奥さんとか有賀のこととか、話も結構詳しく覚えてたんだけど、この後(2巻以降)どういう展開になるのかはっきり思い出せない。たぶん読めば、そうだった、そうだった!ということになるんだろうけど。
というわけで、続きが気になって仕方ない。
でもたぶん、1巻が1番インパクト強かったと思う。養父と篠田のダブルじいさんパンチが強烈なんで、そこばっかり印象に残ってたみたい…。
ほとんど善人が出てこない作品って珍しいけど、エリート官僚が和気藹々ほのぼのと仕事してるほうが嘘くさいし、シビアなところに説得力を感じる。…いや、桐原の受難にリアリティーがあるとか思ってるわけではなく。
けど、桐原ぐらい優秀な人ならどこ行ってもエリートだろうし、転職したほうが給料高くて仕事は楽で、いまより数倍人生楽しくなりそう、とか思っちゃう。…や、そこであっさり転職するような人は、そもそもこういう人生を選ばないのかな。
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