疵 スキャンダル(4)
2010年10月16日 かわい有美子
かわい有美子 アスキー・メディアワークス 2010/10
完結巻。
うわ~、ピンクの表紙だ。
ネタバレ
----------------------------------------
やっぱりこの作品好きだなーと改めて。
そっか、こういうラストだったのか…。ラストは思い出せなかったけど、それぞれの決着は結構覚えていた。弥生のこととか、Wじいさんのこととか。有賀の決断は相当ページ数が割かれていて、お気に入りのキャラなんだなあと思ったこととか(笑)
でも、今回変更されている場面があったかどうかは、よく分からなかった…。
篠田との別れの場面では、情が薄いと言われていた桐原もずいぶん変ったなあと思った。成長もしたけど、良い悪いの問題ではなく、ただ考え方が変ったところもあるような。まあその変化が桐原にとってプラスなんだから、いいことなんだろうけど。
前回ひどかった司馬は、今回しっかり反省してて安心した。なんだか回り道したけど、両思いだと自覚した?二人が、自然な形でよりを戻すのもよかった。桐原も寛大だなあ。こういう落ち着いた展開だったから思い出せなったというのもあると思うけど、いままでが痛すぎただけに、この穏やかさが染みるというか。
しかしまあ、そこに奥さんへの愛があろうとなかろうと、片方が既婚のままで終わるBLって珍しそう。そこで揉めたりしないあたり、さすがに…苦労した人は違うのかも…。ああ、あと司馬は子供を持つ親としての気持ちが強いからかもしれない。
桐原が死ぬ思いで守ってきた仕事を楽しく続けられることと、これからも司馬のライバルとして切磋琢磨していく(っていうと爽やかすぎるかな?)のも、本当によかった。
同期の二人に力の優劣がないあたりは、同い年好きとしては美味しかったし(笑)
その後の話も、穏やかそうに暮らしててよかった。
2つ目、今回の文庫の書き下ろし冒頭は、ノベルズ刊行当時はあまり書きたくなかったかもなあと、なんとなく思った。いや、実際のところはよく知らないけど。
面白かった~、大満足。
完結巻。
うわ~、ピンクの表紙だ。
ネタバレ
----------------------------------------
やっぱりこの作品好きだなーと改めて。
そっか、こういうラストだったのか…。ラストは思い出せなかったけど、それぞれの決着は結構覚えていた。弥生のこととか、Wじいさんのこととか。有賀の決断は相当ページ数が割かれていて、お気に入りのキャラなんだなあと思ったこととか(笑)
でも、今回変更されている場面があったかどうかは、よく分からなかった…。
篠田との別れの場面では、情が薄いと言われていた桐原もずいぶん変ったなあと思った。成長もしたけど、良い悪いの問題ではなく、ただ考え方が変ったところもあるような。まあその変化が桐原にとってプラスなんだから、いいことなんだろうけど。
前回ひどかった司馬は、今回しっかり反省してて安心した。なんだか回り道したけど、両思いだと自覚した?二人が、自然な形でよりを戻すのもよかった。桐原も寛大だなあ。こういう落ち着いた展開だったから思い出せなったというのもあると思うけど、いままでが痛すぎただけに、この穏やかさが染みるというか。
しかしまあ、そこに奥さんへの愛があろうとなかろうと、片方が既婚のままで終わるBLって珍しそう。そこで揉めたりしないあたり、さすがに…苦労した人は違うのかも…。ああ、あと司馬は子供を持つ親としての気持ちが強いからかもしれない。
桐原が死ぬ思いで守ってきた仕事を楽しく続けられることと、これからも司馬のライバルとして切磋琢磨していく(っていうと爽やかすぎるかな?)のも、本当によかった。
同期の二人に力の優劣がないあたりは、同い年好きとしては美味しかったし(笑)
その後の話も、穏やかそうに暮らしててよかった。
2つ目、今回の文庫の書き下ろし冒頭は、ノベルズ刊行当時はあまり書きたくなかったかもなあと、なんとなく思った。いや、実際のところはよく知らないけど。
面白かった~、大満足。
コメント