『犬ほど素敵な商売はない』 大洋図書 2006/06
今週は主にこのシリーズの再読をしてた。
最初はこのシリーズの設定に引き、攻の調教にドン引きし、中盤でエダさんのトップブリーダーぶりに驚愕する…というのは、初回に読んだときと変らなかったけど、2度目なのでさすがに引き加減が薄くなっていて、かわりにじっくり楽しむ余裕ができたせいか、前回より面白かった。
…分かっていたつもりだったけど、改めて出来のいい作品だなと感心した。
『獅子は獲物に手懐けられる』 大洋図書 2008/8
これも、何の対処もせずに甘んじて暴力を受け続ける主人公にイライラしたのは初読のときと同じだったけど、前回よりライオンの魅力を楽しむ余裕があったかなと。で、痛いところにばかり目を向けず、余裕を持って読んでみると、奥行きのある話なんだなあと気付かされる。ちゃんと話の背景の見えてくる小説というか。
好みではないけど、また読み返したいと思える作品。
『秘書とシュレディンガーの猫』 大洋図書 2008/12
まえの2作に比べて、ずいぶんソフトになっているので読みやすい。明るくてテンポもいいのだが、結構深いところがあるのは、前2作と同様。
というわけで、個人的にはこれが読みやすくて好きだなあ。とくに病院の場面は感動的。
でも、秘書さんはもうちょっと可愛げがあってもいいんじゃないかとか、ちょっと思う…。
『蛇とワルツ』 大洋図書 2009/9
もとからオーナーが好みのタイプなんで、これはかなり好き。
前3作は、話のはじめは主人公が組織を知らない状態なのに対し、この作品はオーナーが主人公なので、視点に安定感があるというか、扱いづらい蛇に振り回されつつも立ち位置は固定されているというか。そういう面でも落ち着いて読みやすいなあと。好きになっていく過程や、裏切られたときの辛さなんかも感情移入しやすいし、面白かった。
ただ、オーナーが事件に巻き込まれる形じゃなく、もう少し活躍してくれていたらなあと思ってしまう。まあBLの場合、活躍するのは攻の役割と(ものすごく残念ながら)相場が決まっている…。
『きみがいなけりゃ息もできない』 リブレ出版 2006/11
『きみがいるなら世界の果てでも』 リブレ出版 2008/09
とくに好みじゃないけど、読み始めると引き込まれる作品。ちょっとずつ…眠れない夜に読み返すのにも合っていた。痛い部分や考えさせられる部分もあるのに、ルコちゃんのキャラに脱力してしまうから読みやすい。でも、何にも出来ないルコちゃんだけど、深いものも持っている、というあたり、さすがにエダ作品。あと、東海林が一方的に甘やかしているだけの関係なんだけど、実は東海林もルコちゃんに救われているんだよ、という暖かさが好き。
ちょっとルコちゃんに肩入れしてしまうのは、自分もだらしないタイプだからかも(笑)
まあ続編のルコちゃんは…ちょっと先輩に対して、酷すぎるんじゃないかと思うが……。
どうでもいいが、小学生のときルコちゃんがランドセルを忘れたといって東海林が衝撃を受けていたが、私も姉も学校にランドセルを忘れて帰ってきたことがあったり…。でも、一緒に帰ってる友達だって気付かなかったわけだし、小学生なんてそんなものかも? いや、うちの姉妹がボケすぎなのかなあ?
今週は主にこのシリーズの再読をしてた。
最初はこのシリーズの設定に引き、攻の調教にドン引きし、中盤でエダさんのトップブリーダーぶりに驚愕する…というのは、初回に読んだときと変らなかったけど、2度目なのでさすがに引き加減が薄くなっていて、かわりにじっくり楽しむ余裕ができたせいか、前回より面白かった。
…分かっていたつもりだったけど、改めて出来のいい作品だなと感心した。
『獅子は獲物に手懐けられる』 大洋図書 2008/8
これも、何の対処もせずに甘んじて暴力を受け続ける主人公にイライラしたのは初読のときと同じだったけど、前回よりライオンの魅力を楽しむ余裕があったかなと。で、痛いところにばかり目を向けず、余裕を持って読んでみると、奥行きのある話なんだなあと気付かされる。ちゃんと話の背景の見えてくる小説というか。
好みではないけど、また読み返したいと思える作品。
『秘書とシュレディンガーの猫』 大洋図書 2008/12
まえの2作に比べて、ずいぶんソフトになっているので読みやすい。明るくてテンポもいいのだが、結構深いところがあるのは、前2作と同様。
というわけで、個人的にはこれが読みやすくて好きだなあ。とくに病院の場面は感動的。
でも、秘書さんはもうちょっと可愛げがあってもいいんじゃないかとか、ちょっと思う…。
『蛇とワルツ』 大洋図書 2009/9
もとからオーナーが好みのタイプなんで、これはかなり好き。
前3作は、話のはじめは主人公が組織を知らない状態なのに対し、この作品はオーナーが主人公なので、視点に安定感があるというか、扱いづらい蛇に振り回されつつも立ち位置は固定されているというか。そういう面でも落ち着いて読みやすいなあと。好きになっていく過程や、裏切られたときの辛さなんかも感情移入しやすいし、面白かった。
ただ、オーナーが事件に巻き込まれる形じゃなく、もう少し活躍してくれていたらなあと思ってしまう。まあBLの場合、活躍するのは攻の役割と(ものすごく残念ながら)相場が決まっている…。
『きみがいなけりゃ息もできない』 リブレ出版 2006/11
『きみがいるなら世界の果てでも』 リブレ出版 2008/09
とくに好みじゃないけど、読み始めると引き込まれる作品。ちょっとずつ…眠れない夜に読み返すのにも合っていた。痛い部分や考えさせられる部分もあるのに、ルコちゃんのキャラに脱力してしまうから読みやすい。でも、何にも出来ないルコちゃんだけど、深いものも持っている、というあたり、さすがにエダ作品。あと、東海林が一方的に甘やかしているだけの関係なんだけど、実は東海林もルコちゃんに救われているんだよ、という暖かさが好き。
ちょっとルコちゃんに肩入れしてしまうのは、自分もだらしないタイプだからかも(笑)
まあ続編のルコちゃんは…ちょっと先輩に対して、酷すぎるんじゃないかと思うが……。
どうでもいいが、小学生のときルコちゃんがランドセルを忘れたといって東海林が衝撃を受けていたが、私も姉も学校にランドセルを忘れて帰ってきたことがあったり…。でも、一緒に帰ってる友達だって気付かなかったわけだし、小学生なんてそんなものかも? いや、うちの姉妹がボケすぎなのかなあ?
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