早いもので2010年も今日で終わり。

今年もお世話になりました。
皆様、よいお年をお迎えください。

さて、昨年に続いて今年もBL読書感想の総まとめを。
漫画と小説に分けて今年のお気に入りを選びました。
あまり本を読まなかったので、今年はBLだけ。

※今年2冊以上出たものはより面白かったほうの巻数を。
私が今年読んだだけで、出版年が古いものも混ざってます。
順不同、読んだ順。
※キリがないので再読は除外しています。ただし、出版年が今年の新装版、復刊は再読でも入れています。


~BL漫画ベスト12~
今年は小説より漫画の当たりが多かった。
なんか中途半端だけど12冊に絞り込んでみた。
この12冊以外の漫画も例年ならベストに入れていたかも?
一方で、私が山田ユギを1冊も入れない年がくるなんて…と残念なことも。

『その手の熱を重ねて(1)』 富士山ひょうた
優しくしっとり系、どちらかといえば日常系の富士山作品ということで、とにかく趣味に合う。
続きがとっても楽しみ。

『ターニングポイント』 高永ひなこ
キャラが趣味に合う。『きみが恋に~』の最終巻より、私はこっちのほうが面白かった。

『AMETORA―雨寅―』 依田沙江美
依田作品にしては受年齢が高めなので、必然的に趣味に合った。
ゴチャゴチャした設定&謎解きを丁寧に緻密に描きこんでいくあたり、依田作品の真骨頂。

『憂鬱な朝(2)』 日高ショーコ
台詞でもモノローグでもなく、表情で心理描写する作品。
もちろん文字でしっかり説明する部分もあり、漫画という表現方法を上手に使っているなあと。
展開はまだるっこしいぐらいで、じっくり読ませてくれる。

『美しく燃える森』 依田沙江美
依田作品のベストと思っているシリーズの最新刊。
やっと出ましたね、感無量です。夏モエが枯れ果てる前でよかった…。

『八月の杜』 TATSUKI
初めて読む漫画家さん。風景が上手い!
話も面白いけど、なにより味わいで読ませるタイプかなと。

『幻月楼奇譚』 今市子
相変わらず美しい絵にうっとりしつつ、ややこしい話に悩まされる(笑)
怪しげな事件が主軸なんだけど、しっかり恋愛が描かれているところもいい。

『花は咲くか(2)』 日高ショーコ
面白かった。ここまでじっくり描かれているBL漫画は少ないと思う。(たぶん大人の事情で展開を急かされるんじゃないかと想像)
絵は相変わらずスタイリッシュで、キャラは魅力的。いま1番続きが楽しみな作品。

『マッチ売り』 草間さかえ
あ~、すごい社長が好み! 時代設定も味のある背景も好み!
素敵な作品をありがとう、草間先生!

『遠い日の蝶』 宮城とおこ
絵柄が可愛いから敬遠していたのだが、あら案外キャラが趣味に合うかも?と思いながら読み進め、大満足で読み終わった。
昔付き合っていた二人が再会して~という王道ストーリーだし、意地っ張りキャラが好きな人にはお薦めしたい。

『兎オトコ虎オトコ』 本間アキラ
とぼけた味わいと、意外と純情な恋愛のバランスがいい。面白かった。
連載というより読みきり連作が多いBL漫画の中で(連載にするときは単行本1冊ぐらいの長さが多いような?)、珍しく続きものという感じがする作品で、読み応えがあった。

『真昼の恋』 草間さかえ
すみません、読む前から(ベストの)枠を用意してました。で、1年の締めくくりに読みました。結果、余裕で今年のベストに。
とにかく話が面白い、絵が上手い、キャラが魅力的。趣味に合いまくった。話に目新しい要素はないんだけど、草間さんの味付けがされているので、パターンだな、という感覚なく楽しめる。


~BL小説ベスト11~
年末に「今年の小説のベストは?」とお話しさせていただく機会があって、いろいろ考えたのだが、まずタイトルがほとんど思い出せなかった。
それもそのはず。復刊ブームで、ベストに入れたいような目新しい新刊タイトルがほとんどなかった。あれもこれも復刊で、再読ばかりしていたような。
…そういうわけで、個人的には驚くほど小説が不作だった。
新装版(復刊)を抜かしたら、10作も選べそうにないので、出版年が今年なら新装版も入れることにした。
ちなみに、いつもどれを落とせばいいのかと悩む木原さんだが、今年は1冊も入っていない。

『エリートは甘え下手』(『復活・プリンス宣言!』収録) 鹿住槇
表題作はまったく趣味に合わない学園ものなのに、同時収録のリーマンものがヒットした。
今年の作品じゃないけど、キャラが趣味に合って面白い作品って意外と少ないので、これはベストに入れたかった。

『好きで好きで好きで』 高遠琉加
復刊だけど、今年のベスト1。
甘く切なく、余計な要素が入らず、あくまで恋愛小説なところが好き。

『甘い運命』 高遠琉加
個人的な高遠作品のベストである、レストランシリーズの番外編。
『好きで~』がなければ、今年のベスト1に選んだはず(笑)

『上海』 かわい有美子
これも復刊。しっとりしつつ重厚な雰囲気が大好きな作品。
ストーリーも面白いんだけど、時代(舞台)とキャラがマッチしているのがとくにいいなあと。

『イノセンス―幼馴染み』 砂原糖子
これも復刊これも復刊。
私のBL趣味に合わないけど、名作だと思っている。小説として心に染みる。

『散る散る、満ちる』 凪良ゆう
いろいろな設定に挑戦している凪良さんだけど、読みやすく共感しやすい作品が多くて嬉しい。
今年はこれが1番心に残った。こういう日常系のBLが増えると私は嬉しい。

『疵 スキャンダル』 かわい有美子
あれもこれもそれも復刊。
かわいさんの痛い系。かなり理不尽な設定だけど、痛い分だけカタルシスもある。

『交渉人は嵌められる』 榎田尤利
『交渉人は諦めない』 榎田尤利
シリーズ全体の出来があまりにもいいので、毎年ベストに『交渉人』を選ぶのもどうなのよ、という理由で、あえて毎年2位に落としている(笑)
過剰なまでに膨れ上がった期待を裏切られない。素晴しい。…素直に絶賛してみた。
今後どういう展開になるのか、いまから楽しみ。

『御曹司の口説き方』 鳩村衣杏
これは「すごくいい!」ってほどじゃなかったんだけど、意外と面白かった上に、意外とキャラが趣味に合って、総合的に鳩村作品の中ではかなりの上位になった。
BLとして趣味に合った作品。

『鍵師の流儀』 中原一也
中原さんの作品の中ではかなり好きな作品。
趣味に合わない設定でも、話が面白くてキャラが魅力的なら、言うことなし。

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