恋の花
2011年6月15日 BL作家た・な・は行
妃川螢 二見書房 2005/01
初めて読む作家さん。
機会がなかったし、お名前からしてちょっと…趣味に合わないだろうなあと。
ワイルドな凄腕カフェ店長×意地っ張り美人社長。
あらすじにそう書いてあった。表紙といい、あらすじといい、私の趣味から結構外れてるなあと思いつつ、お借りしたので読んでみた。
ネタバレ
-------------------------------------------
面白かった。
設定は色々趣味に合わないのだが、それを中和してくれる要素も多くて、意外に読みやすかった。
まず美人社長→この単語だけでアウト。でも、その社長がヘッドハンティングに失敗し?、意地になって「愛人契約」を持ち出すところが面白い。攻が面白がって、OKするあたりも。「愛人契約」が全然重くないから、のんびり読める。
…借金のカタに受が~っていう、「ぼく、健気なんです」っていう方向性に持っていく「愛人契約」はどうもね~と思っちゃうけど、双方とも意地を張っているだけなら、いっか~と。倫理的にもね。
ワイルドな凄腕カフェ店長→あ、ゴーマン系ですか? それは無理かもって思ったんだけど、わりと尽くすタイプ、わりとヘタレ。あらすじに「愛人のはずなのに朝比奈はまったく「夜のおつとめ」をさせてくれず…。」ってあるんだけど、まあ本当にそんな感じで。
BL的には王道なキャラ設定に、適当に「抜け」が入っているのが読みやすい。「完璧な攻様にも、実はこんな欠点が!」って書き方じゃなく、別に最初から完璧などではありませんって感じ。
重くなる要素も引っかかる要素もなく、…まあ軽く話は進んでいくんだけど、ちょっと乙女系な?二人の出会いのエピソードが印象的だった。なんだか好きになってしまったのも分かる気がするし、店員と客でしかなかった、本当に何の繋がりもなかった二人が結ばれたのも素敵だと思う。
BLFTでいいんです。やっぱラブストーリーだから、こういう要素も必要だと思う。
取り立てて趣味には合わないけど、思っていたよりずっと読みやすくて面白かった。
初めて読む作家さん。
機会がなかったし、お名前からしてちょっと…趣味に合わないだろうなあと。
ワイルドな凄腕カフェ店長×意地っ張り美人社長。
あらすじにそう書いてあった。表紙といい、あらすじといい、私の趣味から結構外れてるなあと思いつつ、お借りしたので読んでみた。
ネタバレ
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面白かった。
設定は色々趣味に合わないのだが、それを中和してくれる要素も多くて、意外に読みやすかった。
まず美人社長→この単語だけでアウト。でも、その社長がヘッドハンティングに失敗し?、意地になって「愛人契約」を持ち出すところが面白い。攻が面白がって、OKするあたりも。「愛人契約」が全然重くないから、のんびり読める。
…借金のカタに受が~っていう、「ぼく、健気なんです」っていう方向性に持っていく「愛人契約」はどうもね~と思っちゃうけど、双方とも意地を張っているだけなら、いっか~と。倫理的にもね。
ワイルドな凄腕カフェ店長→あ、ゴーマン系ですか? それは無理かもって思ったんだけど、わりと尽くすタイプ、わりとヘタレ。あらすじに「愛人のはずなのに朝比奈はまったく「夜のおつとめ」をさせてくれず…。」ってあるんだけど、まあ本当にそんな感じで。
BL的には王道なキャラ設定に、適当に「抜け」が入っているのが読みやすい。「完璧な攻様にも、実はこんな欠点が!」って書き方じゃなく、別に最初から完璧などではありませんって感じ。
重くなる要素も引っかかる要素もなく、…まあ軽く話は進んでいくんだけど、ちょっと乙女系な?二人の出会いのエピソードが印象的だった。なんだか好きになってしまったのも分かる気がするし、店員と客でしかなかった、本当に何の繋がりもなかった二人が結ばれたのも素敵だと思う。
BLFTでいいんです。やっぱラブストーリーだから、こういう要素も必要だと思う。
取り立てて趣味には合わないけど、思っていたよりずっと読みやすくて面白かった。
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