栗城 偲 幻冬舎コミックス 2011/02

表紙イラストの攻がどうしても高校生には見えない…。
子供っぽいキャラなのに、なんで老け顔にしたんだろう。

ネタバレ
---------------------------------------

自分の心情を色で表現する抽象画を描く受。
芸術家気質の設定で、前半は少し気難しい面があったりしてよかったんだけど、だんだん平凡になっていってしまったのが残念。普通だったり平凡だったりするのが悪いわけじゃないけど、この場合はやっぱり独特な感性を持った、内省的な高校生というキャラが見たかった。
あとどうでもいいことかもしれないが、絵画が唯一の趣味なのに、主人公が描く枚数が妙に少ない。そりゃー、油で色を何百回も(?)塗り重ねていく手法なら、削って塗ってを繰り返して同じ作品をずーっと描いていることも可能だろうが、「心を塗りこんでいく」にしたって、それが作品である以上は完成イメージがあるんだろうと思うんだけど。
描く過程以外はどうでもいいのか?? それとも気持ちに区切りがついたときに、初めて完成形が見えてくるってことなのか。
気の長い芸術だなあ。

攻は強引さと子供っぽさばかり強調されてしまって、あまり魅力を感じなかった。転科の話とか、中途半端なまま終わってしまったような…。ここで終わり?という感じだった。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索