グラスホッパー

2011年9月16日
伊坂 幸太郎 角川書店 2007/06

まったくもって個人的な感覚だけど、この作品が漫画化されていることを知ってガックリした。
この作品はエンタメであってもラノベじゃないと思っていた。
ラノベの漫画化はわりと好きだが、一般小説の漫画化というと、内容が薄いのか?と思ってしまうところがある。
漫画も大好き、一般小説も大好き。でも、混ぜたら美味しくないんですー。別々に味わったほうが美味しいのです。


ジャンルとしては、エンタメであることは確か。
この作品の解説やらレビューやらをいくつか拝読したが、ハードボイルド、ミステリ、サスペンスなどと、人によって受け取り方が違うのが印象的だった。
私としては、少なくともミステリではないと思う。


ネタバレ
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面白かった。主要人物がみんな殺し屋だから、考え方とか歪んでるんだけど、共感できてしまう辺りがちょっと怖い。
人の鈴木の視点に癒される…。と言いつつも、どのキャラも魅力的。
ほんと、最後までどこに向かってるのか分からない小説だった。行き先が分からずとも「迷っている」という感覚のないまま引っ張っていかれるから、スムーズに読み進めることができる。ただし、自分がどこに行きついたのかは読了後も分からない。


この感想のどこがネタバレなのか、作品を読まないと分からないと思う。でも、読んだ後には「ネタバレ」ではないわけで…。ネタバレ表記要らないかもなあ。

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