楠田雅紀 二見書房 2008/6

こっちのほうが先に出ていたらしい。
高校生以下にはあんまり興味ないけど、作家さんへの興味から読んでみた。


ネタバレ
------------------------------------------

前半はちょっと苦手系な展開。
本当は好きだけど、好きだっていう自覚のない相手に迫られて流されて…。流され受は健気受と同じくらいNGという趣味の私にはきつかった。
中盤で当て馬からのムリヤリが入るのだが、これは別に平気。…BLの場合、わりと「攻のムリヤリはOK」という人が多いみたいだけど、なんか理解できない。私はむしろ好きな男が暴力をふるうような最低な人間だってことのほうが、よっぽどショックで後味悪いけどなあ…。
…で、この事件がきっかけで二人が結ばれるんだけど、ここまできてようやく攻の優しさが分かるので、恋愛小説の展開としては好みじゃなかった。なんていうか、きっかけにインパクトがありすぎるせいか、相手の魅力に気付いて好きになりましたっていう流れが弱いというか。
続編のほうは、受が「レイプされた自分なんてカッコイイ彼にはふさわしくない」とか悩み始めるのが、なんとも唐突に感じて…、感情移入できなかった。

なんか私にはテンポが合わない話だったけど、別につまらないというわけではないし、テンポが合えば楽しめる作品なんじゃないかと。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索