夜光花 フランス書院 2011/06

夜花さん、しかもこの表紙、タイトル。
ドロドロの執着系ですね?と警戒しながら読み始めたが、軽くて読みやすい話だった。
蓮川さんの表紙に騙されたのは2回目だ。『硝子の騎士』も表紙見る限りシリアスなのに、中身は…だったし。コメディー系、ライト系のときは明るい表紙にしてください~。


ネタバレ
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面白かった。夜花作品の中では、かなり読みやすい部類じゃないかと。

攻の人形作家は浮世離れしてて、行動は変だけど、気持ちはなんとなく理解できる程度というか。ポイント、ポイントで、しっかり魅力を発揮してて、受がほだされていってしまうのも納得できる。

受は普通にいい人だと思うけど、最後のほうに出てくる会社の先輩からの評価をみると、ダメな人なんだなーと分かる。ただ、ダメッぷりが可愛いというような書き方でもなく、実はヘタレでしたというギャップもなく、なんで話の後半で受の短所を並べ立てる必要があったのか、意味不明だった。
なんかこうキャラの欠点が出てくれば「完璧じゃないからこそ共感しやすい」っていう効果が出るのが普通なのに、この作品の場合、「受はつまらない人間だ」っていうような書き方で、話の印象自体下がってしまったのだが…。
これを1番最初に書いて、「ダメだけど、結構いい奴だね」って方向に持っていく、ありがちパターンじゃダメだったのかなあ?

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