凪良ゆう 角川書店 2011/12

凪良さんの初ルビー作品。


ネタバレ
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さくさく読めるし、面白かった。
ただ、コメディとしては笑えなかったかなあ。何も考えずに楽しめばいいと思うんだけど…。
主人公の日向が図々しくて、ついていけなかった。幼馴染といっても疎遠だったのに、相手が嫌がってるのに居候、しかもベッドにまで入ってくるって。「こんな奴とは友達になりたくない」級の図々しさにイラッとした。ケーキの話とかも、あ~、基本的に自分のことしか考えてないよねって感じで冷めてしまって、魅力を感じなかった。素直ゆえに鈍感で図々しいっていうキャラは、ある意味リアル過ぎるのかも?(苦笑)
攻の亭主関白ぶりは、コメディの範囲として面白く感じた。
外面王子様っていう攻のキャラは、最初からコメディむきで、変な奴ーって流せる。だけど、受は頭の中がお花畑の家族の中で、唯一常識的っていうポジションからスタートしたので、節約の押し付け以外の図々しさには引いてしまったのかも。

あと、お姉さんの駆け落ちの相手が、偶然攻の知り合いだったっていうのも、そんなに意味がなかったような。
まあ、「コメディだから」で全部流せることなんだけど、趣味には合わなかったかなー。

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