楠田雅紀 徳間書店 2012/02



ネタバレ
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これが木原作品なら、どんな鬼畜が出てくるのかと恐ろしくて本を開けないようなタイトルだけど(たぶん『FRAGILE』の大河内レベル)、この作品の上司は可愛い。タイトルの「最悪」は上司の性格とかではなく、昔とんでもなく迷惑をかけちゃった相手だから、1番会いたくない相手という意味だった。
といっても、主人公の黒歴史が読んでいるこっちまで居たたまれなくレベルで、相当痛いんで、ある意味読みづらい(笑)

迷惑かけちゃった相手と再会というのは、確かに「史上最悪」な展開かもしれないが、挽回できるチャンスに恵まれたってことじゃないかなあ。実際、主人公はもし振られちゃったとしても、謝ることができてよかったんじゃないかと。

受は天然すぎだろー。ただ、駅で困っている人を見かけて、道案内を申し出る親切さとか、いいな~と思った。
そして当馬幼馴染は気が長すぎ。20年かけておいて、なぜムリヤリ展開?
そういうツッコミどころが適度なスパイスになっているし(これは変じゃない?という指摘ではなく、ノリで「違うでしょー」とツッコミ入れる感じ)、お仕事描写も適度な割合で面白かった。

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