nez [ネ]

2012年11月3日 榎田尤利
榎田尤利 大洋図書 2012/10/30

エダさんの新シリーズ。
木原さんの新刊は正直読むのがしんどいし、気が重くて、開くまでに時間がかかったりするが(読み出すと止まらないんだけど)、エダさんの新刊は気楽すぎて、逆に放置してしまうことがある。
まあ、エダさんの新刊だから期待を裏切られることもないだろうし、いつ読んでもいいや~というような気分。

ネタバレ
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さすが、エダさん。期待通りの読みやすさ。
いつも通りテンポがよくて、面白かった。気楽に楽しめる上に、中身が濃くて、個性的なキャラが揃っていて…ラノベのお手本みたいな本だな~と。職人技というか。
鷹目パートは三人称で、千里パートは一人称というのは、いかにもエダさんらしい書き方。

千里の不潔さは「そりゃ我慢できないわ」というレベルだし、鷹目の感じの悪さもオイオイと言いたくなるのに、読み終わってみると愛すべき個性という気がしているあたり、すごい。
正直なところ、趣味の問題でBL的な楽しみ方はできなかった。千里は弟キャラで、鷹目はお友達キャラという感じ…。
でも、ラノベとして面白いから続きは楽しみ。

今回は二人の出会い&紹介という面が大きかったから、仕事内容は次回に期待かな。
たぶん、他の作家さんがこれを書いたら、「すげー、来たよ、これ!!」と興奮したと思うが、エダさんなので「うん、面白くなりそう。次の巻でお手並み拝見かな」とか、すでにハードルを上げてしまった自分がいる…。
いつも、ごめんなさい、エダさん。と謝っておく。

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