大洋図書 2012/9
『ハンサムは嫌い。』と『無作法な紳士』収録の分厚い新装版。
両方とも再読。
ネタバレ
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表題作は、やっぱりエメラルド・珠子と井上さんが好きだなー。お仕事ものとしても面白い。
ただ…、受の由比はあまり好きになれなかった。エダさんの性格きつい美形受は趣味に合わないことが多い。
攻はこれまたエダ作品によく出てくる、女好きで金持ちでハンサムのヘタレ攻。このタイプの攻は結構好きなんだけど、店長はちょーっとヘタレ過ぎて物足りないかも。不器用ゆえに差別発言連発とか…。根はいい人だと分かるんだけど、最後まで素敵だとは思えない。
攻の姉はすごく苦手…。ゲイとかバイとか関係なく、弟の彼女を寝取るとか、人間として最低だと思う。しかも、1度や2度じゃないとくれば、そりゃ嫌われるだろうと思う。…この人、弟への愛情ってなかったのかな。
この女性がカッコイイ女性として描写されてることに違和感を覚える。
『無作法な紳士』も主人公の姉が苦手繋がり。
苦手というか…この姉、弟に睡眠薬を盛って雪山に放置するという殺人未遂をしてるのにお咎めなしなの?? それどころか、最後には後継者になるチャンスまで与えられちゃうという。
人としての一線を越えちゃってるのに、頑張ってる女性扱い??
「後で捜しに行かせるつもりだった、殺すつもりはなかった」で済まされる罪状じゃないだろう、明らかに。…いきなり雪山に放り出されて目を覚ました人間が焦って歩き回る→見つからなくなるのは当然のことで、「殺意はなかった」というのは無理がありすぎる。
強姦未遂の兄も海外留学させられるだけなんだけど、人殺しに比べれば、まだマシというものでは…と思ってしまう。
榎田さんの倫理観はどうなっているんだろう?と本気で理解できない作品。
別に聖人君子ばかりの小説が読みたいといってるわけじゃないけど、殺人に対しての取り扱いが軽すぎるのが怖い。
話自体は面白いし、主人公の桜彦はいい子なのに、嫌~な感じが残る。
書き下ろしは『秘書と苺』
『無作法な紳士』の桜彦の父親と秘書の話。社長が好きじゃないし、年上攻の年の差には興味ないので、あまり楽しめなかった。
せっかくのオヤジものなのに残念。
『ハンサムは嫌い。』と『無作法な紳士』収録の分厚い新装版。
両方とも再読。
ネタバレ
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表題作は、やっぱりエメラルド・珠子と井上さんが好きだなー。お仕事ものとしても面白い。
ただ…、受の由比はあまり好きになれなかった。エダさんの性格きつい美形受は趣味に合わないことが多い。
攻はこれまたエダ作品によく出てくる、女好きで金持ちでハンサムのヘタレ攻。このタイプの攻は結構好きなんだけど、店長はちょーっとヘタレ過ぎて物足りないかも。不器用ゆえに差別発言連発とか…。根はいい人だと分かるんだけど、最後まで素敵だとは思えない。
攻の姉はすごく苦手…。ゲイとかバイとか関係なく、弟の彼女を寝取るとか、人間として最低だと思う。しかも、1度や2度じゃないとくれば、そりゃ嫌われるだろうと思う。…この人、弟への愛情ってなかったのかな。
この女性がカッコイイ女性として描写されてることに違和感を覚える。
『無作法な紳士』も主人公の姉が苦手繋がり。
苦手というか…この姉、弟に睡眠薬を盛って雪山に放置するという殺人未遂をしてるのにお咎めなしなの?? それどころか、最後には後継者になるチャンスまで与えられちゃうという。
人としての一線を越えちゃってるのに、頑張ってる女性扱い??
「後で捜しに行かせるつもりだった、殺すつもりはなかった」で済まされる罪状じゃないだろう、明らかに。…いきなり雪山に放り出されて目を覚ました人間が焦って歩き回る→見つからなくなるのは当然のことで、「殺意はなかった」というのは無理がありすぎる。
強姦未遂の兄も海外留学させられるだけなんだけど、人殺しに比べれば、まだマシというものでは…と思ってしまう。
榎田さんの倫理観はどうなっているんだろう?と本気で理解できない作品。
別に聖人君子ばかりの小説が読みたいといってるわけじゃないけど、殺人に対しての取り扱いが軽すぎるのが怖い。
話自体は面白いし、主人公の桜彦はいい子なのに、嫌~な感じが残る。
書き下ろしは『秘書と苺』
『無作法な紳士』の桜彦の父親と秘書の話。社長が好きじゃないし、年上攻の年の差には興味ないので、あまり楽しめなかった。
せっかくのオヤジものなのに残念。
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