海野幸 二見書房 2012/07
わりと相性の悪い海野さん。
ネタバレ
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幼馴染、同級生、お仕事ものときて、設定はかなり好み。
前半はテンポもいいし、これは久しぶりに海野さんで(個人的に)当たりを引いたかな~と思った。
ただ、後半でテンポが落ちてから読みづらくなり、思いが通じ合ってからのシーンはかなり読むのに時間がかかったというか、長く感じた。
で、読み終わって、やっぱり海野作品は趣味に合わないかも~と思った。
意地を張り合ってる二人(攻も結局、5年も放置してたってことだし)が、お菓子の共同開発で再接近して…というストーリーは面白かった。
ただ、引っかかることが多すぎた。
まず、たった5年でそんな器用に嫌なことだけ、きれいさっぱりと忘れられる人っていないんじゃないかな、ということ。
美形設定なのに受がモテないのも不自然だし、恋を自覚してからの受の動揺ぶりはついていけないものが…。人から頼まれている仕事を放り出すほど動揺するのって、いくらなんでも変では。
それと、海野さんのお仕事ものは仕事描写自体は詳しいんだけど、どうにも本人の情熱とか仕事へのプライドなんかを感じづらくて、いつも残念な感じ。
工場見学をしたから商品の製造過程は分かったけど、製造者の熱意までは伝わってきませんでした、というような感覚。
共同開発のはずが「俺の菓子を食え」になっちゃてる上に、受が菓子作りに情熱を見せるのはこのときだけというのも…。これで菓子の開発に失敗して受が失恋するのは自業自得だけど、そんな身勝手な理由で菓子ができなかったら、商店街の人は迷惑したのでは…。責任感ってものはないのか、と呆れた。
うーん、今度こそ趣味に合うと思ったのになあ。
わりと相性の悪い海野さん。
ネタバレ
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幼馴染、同級生、お仕事ものときて、設定はかなり好み。
前半はテンポもいいし、これは久しぶりに海野さんで(個人的に)当たりを引いたかな~と思った。
ただ、後半でテンポが落ちてから読みづらくなり、思いが通じ合ってからのシーンはかなり読むのに時間がかかったというか、長く感じた。
で、読み終わって、やっぱり海野作品は趣味に合わないかも~と思った。
意地を張り合ってる二人(攻も結局、5年も放置してたってことだし)が、お菓子の共同開発で再接近して…というストーリーは面白かった。
ただ、引っかかることが多すぎた。
まず、たった5年でそんな器用に嫌なことだけ、きれいさっぱりと忘れられる人っていないんじゃないかな、ということ。
美形設定なのに受がモテないのも不自然だし、恋を自覚してからの受の動揺ぶりはついていけないものが…。人から頼まれている仕事を放り出すほど動揺するのって、いくらなんでも変では。
それと、海野さんのお仕事ものは仕事描写自体は詳しいんだけど、どうにも本人の情熱とか仕事へのプライドなんかを感じづらくて、いつも残念な感じ。
工場見学をしたから商品の製造過程は分かったけど、製造者の熱意までは伝わってきませんでした、というような感覚。
共同開発のはずが「俺の菓子を食え」になっちゃてる上に、受が菓子作りに情熱を見せるのはこのときだけというのも…。これで菓子の開発に失敗して受が失恋するのは自業自得だけど、そんな身勝手な理由で菓子ができなかったら、商店街の人は迷惑したのでは…。責任感ってものはないのか、と呆れた。
うーん、今度こそ趣味に合うと思ったのになあ。
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