洸 徳間書店 2008/01
この作家さん、最近お気に入りというか、よく読むなあ。
これもアメリカもの。
ネタバレ
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面白かった。
海外が舞台で本来なら取っ付きづらいはずなのに、するっと入り込めてしまうところがすごい。麻薬取締りの潜入捜査という雰囲気は出しつつ、面倒な説明はなく、適度に力が抜けているというか。
事件ものをこの短いページ数短めでまとめて、説明とエピソードがしっかり入り、過不足なくテンポと盛り上がりをつけているのはお見事。
…なんだけど、読みやすい分、妙にあっさりした印象になってしまっているかも。
このバランス感覚は個人的にすごいと思うんだけど、いまいち評価が低い気がするのは、もうひとつインパクトが足りないからか。
受は意地と柔軟性を兼ね備えた男前で素敵だった。素直に負けを認めるところとか、卑屈にならずに反省するべき点は反省するようなところとか。BLキャラとしては、なにかあったときの反応や対処が大人っぽいのかもしれない。
攻は無口なのが格好よくもあるけど、愛情表現が乏しくてムッツリが強調されちゃってた…。有能なんだろうし、受のことを好きなんだろうし、いい人でもあるんだろうと思う。でも、分かりづらいから、魅力が目減りしている。
関係ないけど、攻の変装時の長髪イラストは私の趣味に合わずに、うげーって感じだった。表紙とかカッコよくて好みなんだけど。
攻が私としてはイマイチなせいもあって、当て馬のデュークがやたらと格好よく見えた。…犯罪者なんだけどね、わりと同情できる事情もあるし、明るくて憎めないというか。受に対してはいつも優しいから、攻といるときより余程甘ったるい雰囲気があった。
この作家さん、最近お気に入りというか、よく読むなあ。
これもアメリカもの。
ネタバレ
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面白かった。
海外が舞台で本来なら取っ付きづらいはずなのに、するっと入り込めてしまうところがすごい。麻薬取締りの潜入捜査という雰囲気は出しつつ、面倒な説明はなく、適度に力が抜けているというか。
事件ものをこの短いページ数短めでまとめて、説明とエピソードがしっかり入り、過不足なくテンポと盛り上がりをつけているのはお見事。
…なんだけど、読みやすい分、妙にあっさりした印象になってしまっているかも。
このバランス感覚は個人的にすごいと思うんだけど、いまいち評価が低い気がするのは、もうひとつインパクトが足りないからか。
受は意地と柔軟性を兼ね備えた男前で素敵だった。素直に負けを認めるところとか、卑屈にならずに反省するべき点は反省するようなところとか。BLキャラとしては、なにかあったときの反応や対処が大人っぽいのかもしれない。
攻は無口なのが格好よくもあるけど、愛情表現が乏しくてムッツリが強調されちゃってた…。有能なんだろうし、受のことを好きなんだろうし、いい人でもあるんだろうと思う。でも、分かりづらいから、魅力が目減りしている。
関係ないけど、攻の変装時の長髪イラストは私の趣味に合わずに、うげーって感じだった。表紙とかカッコよくて好みなんだけど。
攻が私としてはイマイチなせいもあって、当て馬のデュークがやたらと格好よく見えた。…犯罪者なんだけどね、わりと同情できる事情もあるし、明るくて憎めないというか。受に対してはいつも優しいから、攻といるときより余程甘ったるい雰囲気があった。
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