緑の楽園の奥で

2013年2月22日
洸 徳間書店 2004/05

ガーデンデザイナー×プログラマー。

ネタバレ
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全体的に面白かったけど、攻の森河があんまり好みじゃなかった…。
嫌いじゃないけど、ふてぶてしい感じと、奥様キラー(笑)みたいなところが、ちょっとなあ。
ガーデンデザイナーという職業にガーデン好きとしてかなり期待したんだけど、あまり楽しめず…。

だいたい、鉢植えの植物を無理やり人に押し付けるって、やっていいことじゃない。ペットも植物も生きてるわけで、育てる必要のある動植物を「いらない」って言ってる人にプレゼントするのは絶対に駄目!!
しかも、明らかに観葉植物なんて世話したことなさそうな相手に、何のレクチャーもなしに、いきなり押し付けるって、ひどすぎる。
森河はガーデニング講座みたいのをやってるという設定なんだから、慣れていない人が「植物はとにかく水と日光をたっぷり与えればいい」っていう思い込みをしていることぐらい分かってるだろうに。
その結果、観葉植物は水のやりすぎで枯れかけてしまい、結構可愛がっていた羽城が焦って電話してくる、というBL的展開に繋がるわけだが……。
これだけでも、「森河は植物に対して愛情を持ってない」と言われても仕方のないエピソードでは。少なくとも私は怒りを感じましたよ…。
ああ、またズレたところで熱くなってしまった…。
というわけで、森河の名誉挽回?のためにも、森河の造った庭の描写が、もうちょっと欲しかったなあ。
羽城視点で、素晴らしさを伝えて欲しかった。

羽城のほうは単なる美形キャラ(?)かと思ったら、意外といい奴、意外と常識的、意外と男らしい性格で仕事もできて…この「意外と」がツボだった。

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